きんのいれば

ポケモンGB世代の老兵によるメモ入れ場。

ヒストリア杯直前!初代ポケモンバトルの心得

巷では『Pokemon GO』の話題で持ちきりですが、我々は月末に初代バーチャルコンソール版「ポケットモンスター赤・緑・青・ピカチュウ」による第1回ポケモンリーグ任天堂公式トーナメント再現オフ《ヒストリアカップ2016*Resurrection!》を控えています。たくさんの方々の応援によってなんとか定員も再び満員に達しました。

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話題の『Pokemon GO』を遊ばずに我慢して大会用の準備の追い込みに入ってる人も多いことでしょう。そんな貴方を応援するため、企画者として最後の応援記事を投下します。私は残念ながら選手としては参加せず、運営に専念しますが、参加してくれる方々が少しでも悔いのないバトルをしてもらえるように自分の想いを託します。出し惜しみなしです。

採用率100%の最強攻撃技《ふぶき》の凍りに注意しよう!

初代の吹雪は命中率が90%だけでなく、30%の確率で凍り状態にできる。おまけに凍り状態を自分で回復する手段はなく、相手の火傷の追加効果のある攻撃技を受けるか、黒い霧を受けなければ、回復することはできない。瀕死とは違って場から退場しないのでその間に影分身やど忘れのような積み技を積まれて文字どおり詰んでしまう可能性があるので、凍らされたら倒されるのを待たずにポケモンを入れ替えよう。吹雪で凍らない氷ポケモンを積極的に採用するのも良いだろう。

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様子見の技として強力な《かげぶんしん》

「ポケモンスタジアム2」以外の初代環境では命中率・回避率ランクが独立しておらず、攻撃力・防御力・素早さと同じ補正値が命中率にかかります。影分身で回避率が上がれば、相手の技の命中率は、2/[2+(影分身使用回数)]になります。初代の積み技は自分の特殊攻撃力特殊防御力を2ランクアップさせるど忘れも強力ですが、吹雪の凍りや素早さが高いほど当たりやすい急所で積んだターンが無駄になる可能性も高い。しかし、吹雪の凍りも急所もかわしてしまえば怖くはない。影分身を1回積んだだけで命中率100%の技ですら命中率は2/3で66.6%。命中率60%の催眠術なら2/3で40%にもなる。

 また、様子見の技として優秀な身代わりは「ポケモンスタジアム2」以外の初代環境では弱く、相手を麻痺、眠りにする変化技が貫通してしまうほか、大爆発を受けても相手が瀕死にならず、破壊光線を受けても相手に硬直が発生しない。相手が入れ替えるのか、入れ替えないのか、迷ったときに使うのも良いだろう。

種族値は正義?いいえ、初代こそ素早さは正義!

相手との行動順を決める素早さはどの世代でも重要だが、初代では以下の仕様からその他の世代に比べて遥かに重要である。

  • 急所率は素早さの種族値に依存し、それを512で割った確率で急所に当たる
  • 一撃必殺技は素早さの高いポケモンに対して当たらない
  • 眠りから目を覚ましたときに反撃できないため、眠らせる技で嵌められる
  • 締め付けるなどの拘束技を当て続ければ、嵌められる
  • 締め付けるなどの拘束技を当ててから交換するとノーダメージ交代できる

  • 破壊光線で相手を倒したときに反動がない

  • ポケモンがターン中に倒れたとき、そのターンが強制終了する(ターンカット)
  • 毒・火傷・宿木の種の判定が自分のターンの終了時である

素早さは正義だが、安易な麻痺狙いはタブー!

相手の素早さを瞬時に1/4(=素早さランク-6) にし、1/4の確率で動けなくなる麻痺状態は強力だが、相手を凍りや眠り状態にできなくなるので注意しよう。また、穴を掘るや空を飛ぶの2ターン目に麻痺で動けないとき、地中や空中に身を潜めている状態が解除されずにコマンド選択が可能となり、我慢以外の攻撃技が命中しない無敵状態になるので注意しよう。初代の穴を掘るの威力は地震と同じ100で採用される可能性も高い技なので注意しよう。おまけに地中に潜っている間も地震や地割れは当たらないので素早さの遅いポケモンで使えば、苦手な相手に交代されても大きなダメージを受けずに済みます

ちなみに麻痺状態と火傷状態の能力値ダウンは眠るでは回復することはできない。また、高速移動や剣の舞で下げられたステータスをランクアップすると麻痺や火傷の補正を無視することができる。

レベル配分によって読み取れる敵の素早さと選出の幅

選出できるポケモンのレベルは50~55、3匹のレベルの合計は155以下のルールから選出できるポケモンの組み合わせが狭まることがあります。相手が同時に選出できない組み合わせはよくおさえておきましょう。こいつが来ればこのポケモンがかなり活躍できる、こいつが来なければこのポケモンがかなり活躍できるといったものを同時に組み込めると試合展開が有利になります。

その他

  • ノーマルポケモンによる破壊光線>ノーマルポケモンによる効果抜群の地震
  • 自爆・大爆発を選んでいる時に混乱したとき、自滅ダメージも2倍になる。
  • のしかかりでノーマルポケモンは麻痺しない
  • カウンターは「たたかう」コマンドで最後にカーソルが残っている技がノーマルor格闘の場合に最後に計算されたダメージを倍にして返す仕様であり、破壊光線の反動ターンに返すこともできる。
    • のしかかりや二度蹴りを使ってからカウンターを覚えられるポケモンから交代する場合は「たたかう」を選んでノーマルor格闘以外の技に合わせてから交代すべし。初代では入れ替えを選択した場合でもカウンターが決まってしまう。
  • 一撃必殺技以外の固定ダメージは無効となるはずの属性にも通用する
  • 一撃必殺技は命中率・回避率の補正の影響を受ける。よって影分身対策にはならない。
  • 必中技は我慢のみ。
  • 1/256で命中率100%の技ですら外れる。最後まで決して諦めるな
  • 岩雪崩に相手をひるませる効果はない
  • 連続攻撃技の1発目で身代わりを破壊すると追撃できずに攻撃が終了する。よって、地震や穴を掘るを切って骨ブーメランを敢えて採用する必要性は薄い
  • 連続攻撃技が急所に当たると全弾急所になる。なお、攻撃回数の確率は第二世代~第四世代と同じ。
  • 大文字の追加効果の発生率は3割だが、急所率が高く、火傷の補正が無視されやすいので火傷を狙って炎ポケモン以外で敢えて採用する必要性は薄い
  • 雷の追加効果発生率は1割。影分身が強い環境なので命中率とPPで上回る10万ボルトの採用を推奨。
  • 雷、10万ボルト、電気ショックで電気ポケモンは麻痺しない
  • サイコキネシスの追加効果発生率は1/3で相手の特殊攻撃力特殊防御力を1ランクダウンさせる。
  • 影分身ミラーにおいて毒毒は必要ない。必要なのはそれを洗い流して回復できる眠るである。PP節約もできるため長期戦に強い。
  • 物真似は相手の攻撃技をランダムでコピーし、PPは物真似の現在PPを引き継ぐ。運要素は高いが、フリーザーに受け出ししたラプラスが歌うと10万ボルトを持っていれば、1/2でフリーザーから反撃を受けることになる。
  • メタモンへの変身が通用し、変身してないメタモンミラーになった瞬間、PPが永遠に5に戻り続けて強制的に試合終了となる。
  • 電気ポケモンがラプラスやフリーザーと有利対面のとき、氷を繰り出すと便利
  • 地面ポケモンは敵に電気ポケモンを出されないと吹雪の使えるポケモンに全て弱く役立たずになる可能性もあるので慎重に。
  • 影分身を1回使われたとしても50%の命中になる技は命中率75%。信頼できるかできないかの命中率の最低ライン。眠り粉と悪魔のキッスがこれに該当。

それでは、残り1週間、みなさんの健闘を祈ります。Good Luck!