きんのいれば

ポケモンGB世代の老兵によるメモ入れ場。


カビゴンミラーを勝ち抜くための立ち回り

金銀の最強ポケモンと言えば、カビゴン。最強のポケモンをレベル55のエースで採用する人も多いでしょう。そうとなれば、初代の対戦ほど頻繁ではないにしろ、ミラーマッチを勝ち抜くための立ち回りもしっかりとおさえておかなければなりません。特にカビゴンミラーは差が付く立ち回りが存在しますので、今回はそれをまとめてみました。

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捨て身タックル&食べ残しを採用しよう!

最高威力102の恩返し(八つ当たり)では、相手のカビゴンを倒すまでに4発かかりますが、威力120に第二世代で強化された*1捨て身タックルなら3発で済みます。ちなみに第二世代までの反動ダメージは与えたダメージの1/4であり、第三世代以降は第二世代のカビゴンの捨て身タックルが強すぎたために反動が1/3に修正されています。カビゴンHP種族値も高く、反動のダメージを受けてもダメージの割合は小さく、食べ残しで反動で削れた体力を回復することもできます。

まずは殴らずに鈍いを積もう!

捨て身タックルでは3発(レベル55同士なら123〜104ダメージ)かかりますが、結論から言うと鈍いを先に積みはじめるのが金銀のカビゴンミラーのアタリマエの立ち回りになってます。

初手で相手より先に動いて鈍いを積まれる前に捨て身タックル(123〜104)を当てても、その後、鈍いを1回積んだレベル55のカビゴン最大HP292)は相手のこうげきランク±0の捨て身タックル(82〜69)をその後2発耐えられる。

さらにその間に食べ残しの回復18が3回行われるので、3回目の捨て身タックルを受けるターンに更に鈍いを積んで、ぼうぎょランク+2になれば、次に受ける捨て身タックルのダメージは63〜53となり、18×3=54の食べ残し回復3回分と残りの体力で、更に1発耐えて、眠るを選択することができる。

そして、そのまま眠れば、相手の捨て身タックルは4発耐えるので、寝言なしでも急所や地割れに当たらなければミラーを有利に進められる。

鈍いはランク+6までは積んではならない

結論から言うとミラーにおける鈍いは6回目を相手が先攻で積んできてたターンに+5ランクで殴り始めても勝てます

レベル55のカビゴンの鈍いランク差0のときは123〜104ダメージとなります。勿論、鈍いのランクに全くの差がなければ、双方の攻撃力・防御力に同じ数字を倍にしているのでダメージはほぼ変わりません。

しかし、鈍いのランク差が開くときは、同じ鈍いランク差1でもダメージの倍率は、

  • 自分がこうげき+0(×2/2)、相手がぼうぎょ+1(÷3/2)
    … 通常時の約2/3倍(≒0.666倍)
  • 自分がこうげき+5(×7/2)、相手がぼうぎょ+6(÷8/2)
    … 通常時の約7/8倍(≒0.875倍)

(※ダメージ計算式は技威力、レベルボーナス*2、攻撃力、防御力のかけ算。ただし、計算式の最後の定数項+2や端数切捨てにより、正確には結果がズレる)

…の場合ではダメージに大きな差が出てきます。同じぼうぎょで1ランク差をつけても、相手のこうげきランクが上がるほどダメージは大きくなります。

同じ鈍いランク差でも、

  • 鈍いランクが同じなら通常時と変わらず
  • こうげきランク>ぼうぎょランクならランクの数字が高いほど、小さくなる
  • こうげきランク<ぼうぎょランクならランクの数字が高いほど、大きくなる

こちらのカビゴンが5回積んで相手のカビゴンが6回積んだ時の捨て身タックルの最低ダメージは90。相手の捨て身タックルの最低反動ダメージは29。食べ残し回復は18。捨て身タックルの2ターン目までは(90+29-18)×2で202。更に捨て身タックルの最低ダメージ90を足して292で、この292という数字はレベル55カビゴンの最大HPの理想値となるため、鈍いランク+5でピッタリ殴り勝てるのだ

ちなみに相手が6回目の鈍いを積んだターンに殴っているので、1発目の捨て身タックルを使用するターンに相手からダメージは受けない。よって、相手の捨て身タックル1発で倒されなければ負けることはなく、急所に当てられなければ負けることはない。

鈍いを4回で積むのをやめたりすれば、3発で倒せる確率は落ちるだけでなく、相手に鈍いを2回積むチャンスを許してしまう。相手に鈍いを2回積めない状態にすることと鈍いのランク差は能力が高まるほど上昇分の効果が薄まることからこの立ち回りが効果的と言える。

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相手に先に鈍いを積まれると勝てない?

相手が6回目を積もうとするターンで5回目を積んだ状態でなければ殴り勝てないので、鈍いや自己暗示で相手の鈍いを追いかけていては殴り出すのが相手より1ターン遅くなるので勝てない。

また、味方のリフレクターを使って相手のカビゴンに対してカビゴンを重ねる方法は、鈍いを追っかけて積んでいる最中にリフレクターの持続ターンが切れて鈍いを5回先に積まれて殴られ始める頃には壁の効果が消えてしまうことがある。これが甘えるであれば、相手の鈍いのランク自体をダウンできるのでカビゴンに対してカビゴンを重ねる立ち回りが取れる。

しかし、リフレクターの持続ターン中に麻痺の痺れを引いて相手の鈍いランクのリード分をストップすることができれば、カビゴンカビゴンを重ねる立ち回りも効果的となる

例えば、スターミーに受け出すカビゴンに電磁波を既にいれているものとして、麻痺したカビゴンがスターミーに対して受け出してくるターンにリフレクターを貼って、次のターンから味方のカビゴンを重ねて、追いかけるように鈍いを積めば、リフレクターの残り持続4ターンの間にどこかで1/4で発動する麻痺の痺れを引いて、鈍いのランクが同じになり、更に素早さでも味方のカビゴンが勝てるため、有利に立ち回ることができる。このようなサポートを可能にする性能が、スターミーやポリゴン2などの強さであった。

さらなるミラー意識の技構成

ミラー重視の技構成にするとサブウエポンの採用ができなくなり、結果としてゴースト、岩、鋼に対しては止まりやすくなる。

寝言

カビゴンミラーにおける眠るを有効にする技。フシギバナやナッシーの眠り粉を受ける役割や日本晴れ→大文字、雨乞い→ハイドロポンプのようなターン制限効果&PPの少ない攻撃技の組み合わせに強くなる。ただし、このカテゴリの中では地割れには最も弱めか。

カウンター

鈍いをお互いに5回積んでから殴り合う時に使うと効果的。通常3ターン殴る必要があるところが、決まれば、2ターンで済みます。ちなみにカビゴンミラーでは捨て身タックルで3回殴る必要があり、1回のカウンターでは一撃で倒せません。相手の2回目の捨て身タックルをカウンターすることがポイントで、体力を減らした相手に眠る→寝言でカウンター対策しつつ、攻撃技を繰り出すという立ち回りを許さずに対処できます。外れた地割れや角ドリル対策にもなりうる。

メロメロ

こうげきの個体値は1になりますが、鈍いを積み合ううちに使用することで相手の事故を誘発し、鈍いを2ランク以上差をつけて攻略したい。

影分身

回避率を1ランクあげるだけでも相手の命中率100%の技も3回に1度はかわせるので鈍いの積みはじめに積むのが良さげか?

リフレクター

自分自身で使う分には有効に働く可能性がある(?)。使うのは、5積みできるターンの手前あたりが理想的だろうか。

…地割れはミラー意識なの?

ミラー意識のように見えてそうでもない(?)当たる確率は30%。カビゴンミラーで同速ならば、下手をすれば試行チャンスは2回になることもあるのでリフレクターとの併用を考えなければ、有効に使えない可能性がある。

終わりに

カビゴンのほかにサンダーとバンギラスの技構成も雷や爆裂パンチなどの命中不安定な大技が平気で採用されているのも、カビゴンの突破手段として強力、金銀は眠る&寝言コンボ*3で耐久的な余裕があるというのは勿論ですが、そもそもはミラーマッチの勝率を上げるために使われ続けているものなのかなと初代の対戦を極めた現在は思います。金銀の対戦はサイクル戦にはなるものの、自爆による相打ちも強力なので、ミラーマッチへの意識も失念しないで技構成・立ち回りを考えたいところですね。

 

余談:

今更ながら( ^ω^ )ニコニコ生放送『ネオトランセル種市のポケモン講座』を始めました。

*1:第一世代威力100→第二世代威力120

*2:レベル×2/5+2

*3:寝言で眠るが繰り出されても技が成功し、眠りの持続ターンも2に上書きされる