きんのいれば

ポケモンGB世代の老兵によるメモ入れ場。

【任天堂杯2000】第4回ヒストリア杯キャラランク

今回より《ヒストリアカップ for Nintendo Cup 2000》で採用したバーチャルコンソール版で再現できる《第4回ポケモンリーグ任天堂公式トーナメント ニンテンドウカップ2000(※公式の予選大会終了後の2000年12月14日発売の『クリスタルバージョン』と『ポケモンスタジアム金銀』で覚えられる技は使用不可)の対戦環境に基づく評価となっています。

予選大会では『ポケモンスタジアム金銀』が使われているが、未発売の当時ではその仕様を任天堂の開発者以外把握することができなかったため、その当時概ねオンライン上で明らかになっていたGBの通信対戦環境において最強の構築を作って参加しようとするならばどうするか?というところでこのルールを採用しています。

また、バーチャルコンソール版では『なみのり』を覚えたピカチュウなどの当時のイベントやバーチャルコンソール化していない連動ソフト経由で入手できるポケモンが使用できませんのでご了承ください。

SSS(1強)

f:id:Gold:20170609223919p:plain カビゴン

素早さの遅いポケモンは弱い』という前作(赤・緑・青・ピカチュウ)の常識を大きく覆すことになる、誰もが認める金銀対戦環境の中心的存在。威力が130から200に強化された自爆による相打ち性能の高さで低レベル採用でも腐らず、高レベル採用でも高い耐久性能で相手の生半可な特殊攻撃での突破を許さない大きな壁となれる。最終進化系の中でも最低クラスの素早さのカビゴンを対戦環境の中心としたことで『カビゴンより遅いポケモンは人(?)権がない』といったことがほぼなく、前作よりも格段に多くのポケモンに活躍のチャンスが与えられるようになった。

素早さが遅いため、一撃必殺技は被弾し易いものの、ハサミギロチン以外ならその対策となるカウンターまで習得できる点が厄介極まりなく、自らの繰り出す地割れもその高い受け性能から外した時のリスクが小さい

SS(3強)

f:id:Gold:20170901213425p:plain ムウマ

カビゴンやミルタンク対策、強力な自爆や大爆発の抑止力、ケンタロスやラプラスの身代わり&角ドリルの保険として優秀。黒い眼差し→バトンタッチブラッキーが不在の環境において、蜘蛛の巣→バトンタッチアリアドス以外のバトンタッチ対策として現行世代のように滅びの歌を使うことができるほか、ムウマ対策ムウマとしても相手の黒い眼差しに合わせて同じく黒い眼差しを使用することでその役目を任せられることから大変優秀。

f:id:Gold:20170609022039p:plain ミルタンク

初代対戦におけるマスコットことケンタロスが人気を得たためか、次回作でそのガールフレンドが登場するのはよくある話。その強さは公式公認(?)で、影分身&光の粉による初代とほぼ同等の回避率で一撃必殺技をかわす*1ことができ、なおかつカビゴンとの対面にも強い。丸くなる転がると鈍い恩返し(八つ当たり)のどちらも強力だが、一撃必殺技対策のカウンター*2が流行ることから《恩返し・影分身・鈍い・ミルク飲み@光の粉》に傾倒していたように思う。カビゴンより高い物理耐久力で大爆発確1を阻止できたり、鈍いを1回積んでも一部のポケモンには先制できる点が強め。

S+(5強)

 f:id:Gold:20170609223403p:plainナッシー

ポケモンスタジアム金銀』より眠りの持続ターンが1〜6ターンと長い分、より強力である一方で、一撃必殺技を被弾する機会が多いようにも感じられた。…というのもケンタロスのように自分より素早さの高いポケモンは勿論のこと、ナッシーで受け出しに行きたくなるハガネールなどの地面からも地割れが飛んでくる始末で、初代の電気ミラーに合わせて出せば吹雪被弾せずに活躍できてた頃と違って吹雪が何処からでも飛んでくるような感覚があった。一撃必殺技を制限しない環境においてはレベル50のコストパフォーマンスの高さというのはイマイチ発揮されているようには感じられなかった。ミルタンクの影分身の採用率も上がり、やや辛いのだが、眠り粉の持続ターンの長さと影分身を無視する悪夢を採用していたアナハイマーほこ氏の構成はGB通信対戦環境に適合してて面白いなと思った。

f:id:Gold:20170609224010p:plain ハガネール

他の地面ポケモンとは異なり、地割れを打てる試行回数が違い、誰かを眠らせておけば、低レベルナッシー相手に突っ張りながら初代の吹雪が打てるような感覚があった。ケンタロス意識でゲンガーよりムウマの方が人気があり、カウンターや影分身への牽制にも毒毒と吠えるが有効なことから《地割れ・毒毒・吠える・大爆発》で今後採用されていきそうだと感じた。ムウマと同等クラスの評価まで上げたかったが、対カビゴンは同速で大文字で何もできずにあっさりとやられてしまうこともあるため、ナッシーと同程度の評価とした。

S(7強)

f:id:Gold:20170608225207p:plainマルマイン

高レベルのスターミー、ケンタロス、ミルタンクに対して低レベルで先制できるのはやはり偉い。初代と比較して場の効果となったリフレクター、光の壁を味方に残しての大爆発で絶対的には強化されているのものの、地割れ、吠える、大爆発で後続のコンボまで対策するハガネールなどのライバルも台頭したため、対戦で頻出だった初代と比べると評価は落としている。破壊の遺伝子や角ドリルを覚えたケンタロスよりもキノコの胞子を覚えるドーブルとの連携の方がやや強めか。

f:id:Gold:20170609222635p:plain ドーブル

気合の襷なんて存在しなくても大抵のポケモンの攻撃技は1発耐えられるのが金銀のドーブル。レベル50で耐えられない攻撃技は、レベル55のカビゴンの捨て身タックルとレベル55のサンダーの磁石装備雷程度。低レベルでも高レベルでも(寝言を覚えさせていない自爆ポケモンらに有効な)キノコの胞子&(ロックオン&)ハサミギロチンは大変強力。ハサミギロチンで攻めるだけでなく、各種能力変化とバトンタッチによって味方の援護に回っても強い。ただし、寝言を覚えたサンダーなどには弱め。

S-(10強)

f:id:Gold:20170609001927p:plain ケンタロス

前作で活躍した吹雪も破壊光線も影分身も弱化し、のしかかりの追加効果で麻痺するようになり、特殊攻撃力が落ち、更に対戦環境の中心があの忌まわしきルージュラではなくなっていることから初代と比べて採用理由が角ドリルか、『ポケモンスタジアム金銀』と違って永続混乱の破壊の遺伝子で大技を振り回すことしかなくなっている…と考えると実はそれほど前より強くないはずのポケモン。

レベル55カイリキーの黒帯装備クロスチョップでも落ちず、大抵のポケモンにはその素早さと弱点の少なさを持って3回の角ドリルを試行できる。レベル50の相手には1/3の確率、レベル55においては29.7%であてられるため、一撃必殺技を制限しない対戦環境において最強クラスの評価をしていた自称金銀有識者も多いが、残念ながらケンタロスを信頼し、選出して、《ヒストリアカップ for Nintendo Cup 2000》の厳しい予選大会を勝ち上がった選手は誰一人としておらず、仮に採用していたとしても別エースの55ミルタンク、55カビゴン、55サンダー、55ガラガラ、55スターミー、55ドーブルを積極的に選出して結果を残している者が多かった。(参考:なんぞこれ 55角ドリルケンタロスを採用することのメリットとデメリット

f:id:Gold:20170609223225p:plain ラプラス

低レベルののしかかり&地割れ&自爆カビゴンとナッシーを起点にして身代わりを残しつつ、メロメロor怪しい光からの角ドリルが強力。素早さの種族値が1上回るバンギラスが目の上のたん瘤かのように見えて♀のメロメロの通らないミルタンクの方が目の上のたん瘤であるという結果が三位決定戦でも如実に表れていた。また、自分よりも素早さの高いムウマへの打撃手段が冷凍ビームのみでムウマにクリアされやすいのがやや辛く感じられた。渦潮→滅びの歌→身代わりなどのテコ入れでもう少しうまく使えるのかが気になるところ。

f:id:Gold:20171111002025p:plain オムスター

ヒストリアカップ for Nintendo Cup 2000》の決勝スクリーンを飾ったイケメン。低レベルカビゴンの技構成に地震ではなく地割れやミルタンクの影分身が定番になれば化ける可能性がある。角ドリルが強力で影分身(&鈍い)対策としてPPも十分な黒い霧まで使用可能。ただし、身代わりを搭載したラプラスやスターミーの起点にされてしまう点がやや残念か。

A+(13強)

f:id:Gold:20170608233601p:plainスターミー
レベル55のケンタロスに先手を取られて捨て身タックルで2発で落ちてしまい、レベル55のミルタンクと同速になる低レベル採用よりかは高レベル採用の方が強く、金銀になって覚えられるようになった怪しい光と身代わり(&電磁波)によって雷をメインウエポンとするサンダーや目覚めるパワー草や虫、悪を採用しないナッシーにも刺さっていた様子。低レベルの自爆地割れカビゴン採用に傾倒したことが何よりも追い風だったと言えよう。

f:id:Gold:20170609021935p:plain サンダー

カビゴンに背中を向けるポケモンの中でも地割れを安定させないのが地味に偉い。後述のファイヤーと火力は同等なので命中率70%の雷を全部当ててくれば、2発で倒せる。ちなみにミラーマッチに拘らなければ、レベル55の磁石装備10万ボルトで食べ残しを持っていないレベル55のケンタロスを8割の確率で2発で倒せる。低レベルカビゴンが今大会では多く、ライコウの採用も多くはなかったので、撒きびしの援護がなくともかなり活躍できていたように思われる。

f:id:Gold:20170609223036p:plain バンギラス

爆裂パンチの混乱を回復する奇跡の実&地震搭載のケンタロスと影分身&ミルク飲み搭載のミルタンクとそれを意識した格闘ポケモンが流行る中、バンギラスの活躍の目はないように感じられたが、低レベルカビゴンの地割れ自爆とそれに付随して採用されるナッシーに受け出していくにはこの上なく便利なポケモンかなとも感じられた。今後の炎ポケモン増加もやや追い風に働きそうであり、次回以降の活躍が期待される。

A(20強)

f:id:Gold:20170609223330p:plain カイリキー

第二世代の対戦環境で禁止にしなければならないと謳われてる一撃必殺技の使える大半のポケモンに効果抜群のダメージを与えられる格闘属性のポケモン。一撃処理できるポケモンは少ないが、クロスチョップが急所に当たりやすいため、格闘弱点の相手に対して、それなりの圧力を持つ。ミルタンクに対しては影分身を積まれるとクロスチョップの弾切れが怪しいので、見破るや当て身投げを搭載しないまでも先制の爪かピントレンズを装備させておきたいところ

f:id:Gold:20170910115917p:plain ゲンガー

角ドリルと破壊の遺伝子に問わず、高レベルケンタロスの地震の採用率が高く、身代わりケンタロスの影響でフシギバナの採用率も落ちている中では到底ムウマの代役を担える状況にはなさそう。ちなみにカウンターも覚えられるので、今後、カビゴンやハガネールから地震が消えて地割れとなるならば、少しは活躍できそう。追い討ちヘルガーを大爆発で共倒れにして、ムウマを通すようなダブルゴースト採用なども今後あってもおかしくないか。

f:id:Gold:20170609223712p:plain ガラガラ

カビゴンの右腕的存在で、カビゴン対策のムウマやフォレトス、ツボツボに対して無限に繰り出して撃ち逃げを狙うのが基本。腹太鼓は撃ち逃げの通用しそうにないミルタンクなどに泡を吹かせる技として機能する。ゴースト狩りの役割だけ見た追い討ちヘルガーとは違ってカビゴンに背中を向けないポケモンを採用できる点で優れる。ガラガラが仮にムウマと道連れで共倒れになれば、味方のカビゴンを通せる。ここまでの見通しを持ってはじめてガラガラを使うことができる。ガブリアスのように闇雲に使って強いポケモンではなく、トレーナー自身の資質を問われるポケモン。

剣の舞未解禁とオーバーフロー問題によるクリスタル発売後の『ポケモンスタジアム金銀』での対戦環境と比較した絶対評価は落ちるのだが、パルシェンから撒きびしが没収されており、地割れハガネールが幅を利かせている状況下において相対的な評価は高めか。また、GBの通信対戦環境の独自仕様として、腹太鼓で体力消費がなくても《こうげき》を2ランクアップさせることができる。

最終的にムウマを起点とした撃ち逃げ役としては地割れと吠えるを搭載したハガネールに軍配があがりそうで、やや評価を下げる結果となった。

f:id:Gold:20170608230105p:plain サンダース

レベル53でレベル50のマルマインに先制できるのは偉く、マルマインのリフレクターor光の壁→大爆発からのケンタロスに対して身代わりを盾にして戦える。ただし、身代わりはガラガラの骨ブーメランに注意。ライコウとは違って身代わりが覚えられるため、地震不採用の毒毒だけで舐められず、低レベル採用でもレベル55のケンタロスに先制できるのは偉い。

f:id:Gold:20170609221817p:plain ファイヤー

地割れが無効で、低レベルのカビゴン、ナッシー、ハガネールに対して強め。レベル51で木炭を装備すれば、レベル55のケンタロスに対面でも勝てるようになる。ただし、影分身&光の粉&ミルク飲みのミルタンクに大文字のPPを切らされがちなのが難点か。

f:id:Gold:20170609221636p:plain ヘルガー

ムウマやナッシーを追い討ちで処理できる。エスパーやゴーストポケモンを追い討ちで処理することで、味方のノーマルや格闘ポケモンを通せると非常に強力。ケンタロスには対面で殴り勝てないが、ブラッキーのように身代わりの起点にされることはない。

f:id:Gold:20170609222129p:plain スイクン

徘徊伝説の中では目覚めるパワーの厳選が不要なので最も妥協個体を引き易い。撒きびしパルシェン不在の中でそこそこ信頼できる目覚めるパワー虫のガラガラ受けとして活躍していた。オーバーフローを気にした《こうげき》を127以下に抑えざるを得ないこともこの環境においては追い風。冷凍ビームを使用できないのは残念だが、フシギバナの人気がない中では強めか。

A-(25強)

f:id:Gold:20170609222703p:plain ウツボット

葉っぱカッター程度のタイプ一致技しか覚えないフシギバナがケンタロスの身代わりの起点にされ、同速のパルシェンが撒きびしが撒ける頃より人気がないため、やや動かしやすく感じる。今回地味に活躍した古代遺産、寝言毒毒スイクンなどにも強気に繰り出せるのは偉い。

f:id:Gold:20170609223648p:plainゴローニャ

低レベル採用でもレベル55のケンタロスを大爆発で確実に倒せるのは偉い。ただし、一撃必殺技の地割れの打ちやすさではハガネールにやはり軍配があがる。ハガネールに差をつけられる腹太鼓カビゴンと炎ポケモンの採用がそれほどいなかったためか、それほど光る場面が無かったようだった。

f:id:Gold:20170609222736p:plain パルシェン

撒きびしがなくて相打ちだけ狙いに行こうとするとこんなところだろうか。レベル55ラプラスの人気もあり、レベル50での採用で十分とも言い難い状況であり、ここにオムスターが更に加わってしまうと頭が痛いのが厳しいところ。

f:id:Gold:20170609222100p:plain ヘラクロス

格闘属性の攻撃技に恵まれない金銀のヘラクロスでは、影分身&ミルク飲みのミルタンクと地割れのかわせる飛行が増えている現状では肩身が狭い。ただし、剣の舞が没収されてるガラガラには目覚めるパワー飛行を当てられない限りは安定して繰り出していけるポケモンでもある。

f:id:Gold:20170609223301p:plain ポリゴン2

撒きびしパルシェンとバトンタッチブラッキー不在の状況で、カビガラポリの復活を予感させたが、電磁波&冷凍ビームでは、ラプラスは勿論、ケンタロスの身代わりすらも割れずに一撃必殺技を主戦力とするポケモンの起点となり易い。そのため、ミルタンクと同じように《捨て身タックル・影分身・鈍い・自己再生》で採用したいところ。一応、ミルタンクより捨て身タックルで火力は出る。

B+(30強)

f:id:Gold:20170708213408p:plain リザードン

レベル55で採用すれば、ケンタロスの捨て身タックルを2発耐えて大文字で2発で倒せる。GBの通信対戦の仕様を活かしたカウンターと腹太鼓もそれぞれ使用可能。ゲーム中のレッドの手持ちで参加してカメックスブロック予選で好成績を収めたルイピカさんがメロメロ&身代わり&地割れで採用していたが、威張る&身代わり&地割れなどで採用しても面白いのかもしれない。ファイヤーと違ってサンダーやミルタンクと同速なので安定はしないが日本晴れで無理矢理対抗することもできる。 

f:id:Gold:20170609221926p:plain  ニドキング

今回は採用されなかったが、ムウマの電磁砲をクリアして先制が取れ、薄荷の実と大文字があれば、ナッシーとの対面にも殴り勝てる。ハガネールから地震が消えれば、脅威となる可能性大。角ドリルとカウンターの両方も使えるが、S100族のミルタンクが目の上のたん瘤か。

f:id:Gold:20170609223745p:plain サイドン

前作では電気ポケモンに受け出しできたり、角ドリルではなく吹雪が強かったが、大分ナッシーには繰り出されやすくなってしまった。しかし、一撃必殺技対策のカウンターなどを自然と採用できるなどのメリットもある。

f:id:Gold:20170609222348p:plainカイリュー

角ドリル・逆鱗*3・寝言・眠る@不思議な木の実》(&追い討ちヘルガー)は浪漫があるが、身代わりやミルタンクの光の粉&影分身はやや辛く、サイクル戦で打ち逃げしながら敵を崩す駒として使いたい。炎や格闘ポケモンの採用が増えれば、そのような試行チャンスも広がりそうである。ちなみに角ドリルに拘らずに爆裂パンチ込みのフルアタックでもそれなりに強い。 

f:id:Gold:20170608234036p:plain ライコウ

目覚めるパワー氷の厳選まで考慮するとVC最難関の厳選となる。概ねサンダースで代用は可能。レベル55で磁石を装備したときの雷がレベル55のミルタンクを2発で倒せるため、素早さ以外のステータスでサンダースより優れるこちらをどうしても使いたくなるのだが、ミルタンクの持ち物に光の粉が浸透するとやや怪しくなるため、低レベル採用でもケンタロスに先制できるサンダースの評価を高くしている。

B(40強)

f:id:Gold:20170609222255p:plain フシギバナ

葉っぱカッターではレベル55のケンタロスの身代わりを破壊的できないのが残念だが、ケンタロスの身代わり対策として吠えるを搭載して《ギガドレイン・宿木の種・眠り粉・吠える@不思議な木の実》などで採用していた人もいた。しかし、それでケンタロスを対策できても、そもそもレベル55のケンタロスの捨て身タックルを2発耐えられなかったり、レベル55ドーブルの増加で持ち前の素早さも活かせないため、ほぼウツボットで良いのではという状況にある。

f:id:Gold:20170609222510p:plain  ニドクイン

ニドキングの代わりとして高レベル採用する価値があるかは不明。なお、甘えると一撃必殺技の併用はできない。

f:id:Gold:20170608233147p:plainフーディン

レベル52以上の採用でケンタロスに先制できるのは相変わらず。サイコキネシス以外の攻撃手段は手にしたものの、カビゴンや悪、鋼ポケモンのようなライバルが登場して初代より評価は低め。ナッシーのミラー意識の目覚めるパワー虫の採用も多く、現状身代わりで起点にしづらいのも厳しいところ。

f:id:Gold:20171111211924p:plain ルージュラ

前作の対戦環境の象徴的存在だが、吹雪も影分身もサイコキネシスも眠りもすべてが金銀で弱化し、特殊攻撃力は強化されたものの、評価は下がり気味。ただし、依然としてナッシーに強めであるところは見逃せず、ナッシーを起点にした身代わりから悪魔のキッス→悪魔は眠りの持続ターンも長いことからやや強力。

f:id:Gold:20170609021956p:plain バクフーン

ヒストリアカップ for Nintendo Cup 2000》の決勝スクリーンを飾ったイケメン。ケンタロスの多い中、強いとは言い難いが、ミルタンクと同速なので日本晴れ大文字で突破しやすい。

f:id:Gold:20170610120539p:plain ワタッコ

ウツボットとは違ってハガネールの地割れをかわすことができる。撒きびし未解禁で冷凍ビームを覚えたパルシェンが少ないのも追い風。

f:id:Gold:20170609223823p:plainフォレトス

ケンタロスやラプラスの身代わりやオムスターの起点にされるのが致命的。ナッシーに対して繰り出して戦えるような技構成や取り巻きを整えなければ、撒きびしも今のところはドーブルで撒いた方が使いやすいということになり得そう。

f:id:Gold:20170609223001p:plain ハッサム

滅びの歌ムウマや吠えるハガネールでバトンタッチは対策されやすい。飛行の採用が今後増加すると厳しいが、剣の舞→高速移動→堪える→起死回生(&追い討ちヘルガー)のような1発ネタが刺さりそうな構築もいくらか見かけられた。

f:id:Gold:20170609222829p:plainエアームド

地割れカビゴンやガラガラから10万ボルト、雷、大文字が飛んでくれば、受けとしては成立しなくなり、一撃必殺技と寝言を覚えるポケモンの起点となり易いのが残念。ハガネールには安定して繰り出せるが、こちらも打点がないので、目覚めるパワー炎などを採用しなければ活躍が難しそう。

f:id:Gold:20170609223454p:plainハピナス

プレゼントが意外と強力。これのおかげでタイプ2が特殊の属性に対して圧力を持つ。それと両立できないが、カウンターも覚えるため、一撃必殺技に対しては意外と弱過ぎない。クリスタル発売後より撒きびしを見かけないので、サンダー対策などで投げ易すそうでもある。

B-(50強)

f:id:Gold:20171111213124p:plain カメックス

スイクンを使わない場合のバンギラス対策として一行の余地あり。高レベル採用で地割れも採用でき、また、一撃必殺技対策のカウンターも使用可能。黒い霧、リフレクター、冷凍ビームなど覚えさせたい技の候補は多い。

f:id:Gold:20170610230925p:plain ニョロボン

心の眼→地割れコンボが使用可能。ただし、サンダーなどにはあっさりと対策される傾向にある。

f:id:Gold:20171112142204p:plain ヤドラン

再生力の特性も怠けるもないが、地割れが強力か。レベル55の身代わりでレベル50のカビゴンののしかかりは1発耐えられる。レベル50のハガネールは6割の確率で1発で倒せる。素早さが遅いので電磁波と合わせて採用したい。ちなみにカウンターも覚えられる。

f:id:Gold:20170609222219p:plain ギャラドス

ハガネールやニョロボンには強め。寝言と目覚めるパワー飛行を採用すれば、ナッシーなどにも殴り勝てる。ただし、サンダーの起点になり易い。

f:id:Gold:20171111220215p:plain フリーザー

ハガネールに強く、サンダーの起点にならない。ただし、オムスターには起点にされる。

f:id:Gold:20170608231914p:plain プテラ

低レベルでもケンタロスに先制でき、アイアンテールが飛んで来なければハガネールにも繰り出せる。低レベルの身代わりはケンタロスの捨て身タックルで確実に1発で壊れてしまうので無意味。リフレクターあたりを採用しなけれは、身代わりによる足止めはできない。

f:id:Gold:20170608232313p:plain クロバット

ハガネールには強めでレベル50でもケンタロスに確実に先制できるのが偉い。目覚めるパワー炎でハガネールを駆逐しに行くか、嫌な音を残して吠えてでてきた55カビゴンの地震でとどめを刺しても良い。

f:id:Gold:20170609222928p:plainブラッキー

ケンタロスの身代わりで起点にされるのが致命的。一撃必殺技や腹太鼓で甘えるはあっさり突破される始末であり、クリスタル発売後のように黒い眼差し→バトンタッチが使用できないため、非常になめられやすい。

f:id:Gold:20171111220825p:plain グライガー

ハガネールと格闘ポケモンの対策として優秀。ハサミギロチンもカウンターを気にせずに撃ち放題であるが、ゴースト打点となりそうな地震は覚えられないので、目覚めるパワー地面の採用も視野に入れる必要があるだろうか。

f:id:Gold:20170609221027p:plain エンテイ

 一応、バクフーンと同じくS100族の炎ポケモン。(日本晴れ&)ソーラービームによってオムスターを駆逐することもできる。ハピナスで止まります。にならないようにできたら目覚めるパワー格闘も欲しいところだが、厳選が辛すぎる。

*1:第二世代までは一撃必殺技も命中率・回避率ランク及び光の粉の影響を受ける

*2:※第二世代のカウンターとミラーコートは必中

*3:寝言で逆鱗が選ばれず、眠るか角ドリルの二択になる