きんのいれば

ポケモンGB世代の老兵によるメモ入れ場。

【ピカブイ】初代オフ主催が組むノーマルシングル

ニコニコ生放送で『(初代金銀VC対戦オフ)ヒストリア杯主催のピカブイ放送』をはじめてみました。 ERRORさんのお力添えを頂き、なんとか重い腰を上げてシングルバトルをスタート。オンラインで実践しながら調整しました。連勝しすぎて一段落したので載せます。

レギュレーション

  • シングルバトル(場に繰り出せるポケモンは1匹まで)
  • ノーマルバトルレベル50なつき度70覚醒値0
  • 使用できるポケモンは全国図鑑No.001~151とメルタン、メルメタル。
  • 6匹のパーティを見せ合い、6匹のポケモンをエントリーする。
  • 試合時間は20分

自分の構築における縛り

  • 同じ種族のポケモンを使用してはならない
  • ミュウツー、ミュウ、メルタン、メルメタルを使用しない

一応、バトレボランダム対戦の時代と違って6→3ではなく、6→6のフルバトルであったことと現代の公式ルールで禁止されていないため、複数催眠は可として対戦している。

ピカブイノーマルシングル構築:『これが初代です for ピカブイ』

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性格 ポケモン 技1 技2 技3 技4
臆病 マルマイン 10万ボルト イカサマ 電磁波 毒毒
臆病 フーディン サイコキネシス シャドーボール バリアー 自己再生
陽気 ニドキング 地震 冷凍パンチ ステルスロック 身代わり
臆病 フシギバナ ヘドロ爆弾 メガドレイン 宿木の種 眠り粉
腕白 ニョロボン 滝登り けたぐり 冷凍パンチ 催眠術
慎重 ベトベトンA イカサマ 瓦割り メガドレイン 毒毒

取り敢えず、複雑な努力値配分もないし、覚えられる技の種類も少ないからGB世代でほぼポケモン対戦をやめてしまったような人間が付いていけないワケがないだろうということで気軽にやってみました。取り敢えず、6対6自体小学生以来で約20年ぶりにやったわけで結構戸惑いましたが、何度も通信対戦してみた感想として…

  • 6→6ではなく、153→6の対戦と考える。決めるのは先鋒だけ。
  • 下手な積み展開、嵌め展開を狙うよりフルアタックの方が脅威になる
  • 素早さは正義
  • 状態異常が強力(麻痺>眠り>猛毒>凍り>火傷)
  • 眠らせる技は相手の交代に合わせるなど後攻で使った方が強い
  • ステルスロックは早めに撒けると便利

S150/マルマイン@臆病

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  • メガミュウツーYのサイコキネシスを1発耐える
    (※ただし、地震は耐えられない。しかし、臆病でこうげき個体値0なら耐える)

拘りスカーフのような持ち物や追い風のような変化技は存在しないため、ほぼ先手での行動が可能になる便利なポケモン。おまけに電気ポケモンなので麻痺することもない。リフレクターや光の壁を大爆発での能動的な退場、挑発での受動的な退場によって味方に引き継がせる技構成については瓦割りの存在もあって決まりづらく、また、味方を展開させてもシングル6→3の時と比べて止められてしまい易い。正直余計な搦め手を組もうとしなくても、同速のメガプテラ、メガフーディン以外には確実に先手を取って立ち回れるだけで偉い。

S120(S150)/フーディン(メガフーディン)@臆病

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  • フシギバナをメガフーディンのサイコキネシスで1発で倒せる
  • メガミュウツーYをシャドーボールで約75%の確率で2発で倒せる
  • カビゴンをメガフーディンのサイコキネシスで超高確率で3発で倒せる

マルマインと同じく全ポケモン中最速のポケモンを組み込もうと思うと『フーディン』か『プテラ』のどちらをメガシンカさせるかで頭を悩ませることになる。当初はアローラベトベトンで急ブレーキのかかるフーディンではなく、プテラを採用していた。しかし、アローラベトベトンは後述のステルスロック設置要員のニドキングの起点となり易く、メガフーディンで突破できなくとも他の5匹とステルススロックが絡めば、遅いアローラベトベトンはいつか過労死する。メガミュウツーよりも素早さが高く、メガミュウツーのXとYを読まずともシャドーボール一択で対面でほぼ殴り負けない点でも優秀。

先鋒で起用することが多く、相手のメガシンカをさっさと判別して早めにゲームメイクのプランを立てられるポケモンとして強力。バリアーと自己再生はアローラベトベトン以外の物理ポケモン(メガリザードンXなど)に殴り負けないように持たせている。

S85/ニドキング@陽気

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  • アローラベトベトンのイカサマを高確率で2発耐える
    (冷凍パンチは乱数。これも2発耐えたかったらニドクインを採用したい)

メガフーディンの苦手とするアローラベトベトンを起点にして6対6の対戦では優れたダメージソースとなるステルスロックを撒き散らすポケモン。メガフーディンへの電磁波を嫌ってマルマインやサンダーにぶつけることもある。ピカブイのサンダーは目覚めるパワーも熱風も覚えないため、毒毒を覚えていることが多く、その対策として非常に優秀。また、同じ属性で怒りの前歯の使えるニドクインと違って逆鱗カイリューや眠り粉フシギバナ、ギャラドスに対して先手が取れる。

身代わりはフシギバナと対面した時に相手が地震型かどうか様子が見れる。もともとは挑発だったのだが『ニンテンドウカップ'99』の身代わりのような感覚で意外と使っていて面白かった。冷凍パンチの枠は雷パンチで採用していたが、逆鱗カイリューが重いので冷凍パンチに変更した方が良いかもしれない。ドラゴンテールとかも面白そうだが、どうだろう…。

S80/フシギバナ(メガフシギバナ)@臆病

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※メガフシギバナにメカシンカすることはほぼありません。

  • ニョロボンの冷凍パンチを2発耐える

ピカブイの原作となる初代の対戦の公式ルール「ニンテンドウカップ'97」の対戦環境におけるルージュラのような存在だと思っている。氷ポケモンは凍らないところ草ポケモンは眠り粉を受けないところが似ていたりだとか、初代のルージュラミラーでもピカブイのフシギバナミラーで結局に役に立つのは味方が仕込んだ麻痺だったりと何処となく似ている。性格はミラーマッチを意識して臆病。

肝心のルージュラについてはフシギバナより素早さが高いが、プテラやリザードンのようなライバルも多く、ケンタロスぐらいしか天敵のいなかったその昔と比べるとやや使いづらい。また、眠りの持続ターンも1~3ターンと短く、起きた瞬間に反撃もできるため、フシギバナの方が今のところ使い易い。

S70/ニョロボン@腕白

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  • サイドンの地震を高確率で2発耐える
  • メガプテラの地震を超高確率で3発耐える
  • ウツボットを冷凍パンチで2発で倒せる

最初はERRORさんからの貰い物の図太いヤドランを採用していたが、サイドンに受け出ししてもメガホーンを受けてどうしようもなかったので、それに受け出しできるポケモンを探した結果、腕白ニョロボンに行き着いた。メガプテラも翼で打つの採用を切っていれば、対面で殴り勝てる。カビゴンは馬鹿力(けたぐり)で1発で倒せなかったりと火力不足も若干否めないが、ステルスロックで補強してやると強い。ちなみに石進化でハートの鱗で技を思い出せないので現状けたぐりを採用しているが、パルシェン、オムスター、カブトプスなどの積みアタッカーへのダメージや後続への負担を考えると馬鹿力の方が良い。ギャラドスが飛行属性の攻撃技を使ってこないのも地味に美味しい。

また、強いポケモンが明確であるため、相手の交代を促しやすく、受け出してきた草、電気、エスパーを催眠術で眠らせると次のターンの味方への安全な交代が保証されるため、とても強い。

S50/アローラベトベトン@慎重

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麻痺の補正が1/2だったり、トリックルームが存在しないこの対戦環境であまり遅いポケモンは使いたくないのだが、こいつは別格。メガフーディン無双を止めるための必要悪。タイプ一致のイカサマはこうげき個体値0の臆病メガミュウツーYを半々の確率で1発、こうげき個体値31のメガミュウツーYなら確実に倒せる。瓦割りはミラーマッチ用と壁展開対策に持たせている。また、サイドンやゴローニャに先手を取れるのにメガドレインを採用しない理由はないと思っています。1発では倒せませんが受け出ししてきたものを処理するには十分な火力を持っています。それ故にサイドンは弱いと思っているところもあります。必中の毒毒はプテラやサンダーなどの羽休め系統に負担をかける技として使ってます。