ポケモンの原点「赤・緑」発売21周年まで間も無くですね!発売20周年最後の日2月26日、池袋のカラオケBANBANにて《ヒストリアカップ2016*Resurrection!》チャンピオンのルイピカさんとくぼっちさんの共同主催の初代対戦会にお邪魔してきました。参加者と結果は以下の通りで惜しくも私は2位でした。KPについては主催側で集計されるようです。
地割れダグトリオ&おかしょーさんにいつも通り負けて、また対戦会2位でした〜〜。 pic.twitter.com/S6juf91UHI
— ゴールド@ヒストリア杯主催 (@Gold_PBS) 2017年2月26日
今回は前回大会《ヒストリアカップ2016*2nd Challenge!!》で収穫のあった情報を元に赤緑発売20周年の総括かつ、ニンテンドウカップ'97生誕20周年の結論への挑戦と題して、次回大会《ヒストリアカップ2017*3rd TRIAL!!!》で優勝するつもりで構築を組み上げました。
ヒストリアスタン'97 - This is First Generation! -
Lv | 種族 | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 |
---|---|---|---|---|---|
55 | ケンタロス | のしかかり | ふぶき | かげぶんしん | はかいこうせん |
55 | ラプラス | ふぶき | 10まんボルト | かげぶんしん | ねむる |
55 | サンダース | 10まんボルト | でんじは | かげぶんしん | ねむる |
50 | マルマイン | 10まんボルト | でんじは | かげぶんしん | だいばくはつ |
50 | ナッシー | サイコキネシス | しびれごな | ねむりごな | ねむる |
50 | ルージュラ | ふぶき | サイコキネシス | あくまのキッス | かげぶんしん |
『ヒストリアカップ』以来のテンプレスタンダード構築の最終着地案。第2回ヒストリア杯にて同ブロックで戦った55ケンタロスサンダースWA構築のビーンさんと昼食中に情報交換した改良案を元に、私と同じく55ケンタロスラプラスWA構築の伍段さんやyasuさんなど似たコンセプトの良いとこどりをさせて頂いた。
前回は短期戦向けのケンタロスと長期戦向けのラプラスを使い分けるダブルエース構築であったが、'97公式・'97公式環境再現非公式大会*1の覇者に肖ったトリプルエースへ。
- 第1回ポケモンリーグ任天堂公式トーナメント:宮澤徹(とおる)
55ガルーラ・スターミー・ケンタロス / 50マルマイン・ルージュラ・フリーザー - ヒストリアカップ2016*Resurrection!:ルイピカ
55ラプラス・サンダース・カビゴン / 50マルマイン・ルージュラ・ケンタロス - ヒストリアカップ2016*2nd Challenge!!:ゴッドアルス
55ゲンガー・スターミー・ケンタロス / 50マルマイン・サイドン・ルージュラ
すべて弱点が少なく対面性能の高めなポケモンを揃えた。ケンタロス
55ケンタロス (NN:ぎゅうた / 個体値:15-11-11-15-15)
選出率 4/10 → まだまだやれる
元全国大会出場者のクレアさんの使用したケンタロスにヒントを得て生まれた《ヒストリアカップ2016*Resurrection!》発祥のケンタロス。初代対戦の主人公的存在のケンタロスは遂に低レベル採用までされるようになったものの、吹雪やのしかかりの追加効果や急所の試行チャンスに大きな期待を寄せたいポケモンでもあるため、素早さを高くとるこれまで通りの最高レベルでの起用をすることとなった。低レベル用のぎゅうた厳選する気力がないだけ
55ラプラス(NN:らぶぷらす / 個体値:15-9-13-15-15)
選出率 4/10 → 未だ強い
吹雪を覚えられるポケモン同士を戦わせたら頂点に立つポケモン。高レベル採用であれば、Lv.50サイドンの岩雪崩(≒Lv.55ケンタロスの破壊光線)超高確率2耐えできる。高レベル電気・草以外のポケモンでなければ不利対面にはならず、意外と弱点が少ない。金銀のカビゴンのような性能で、味方の電磁波、痺れ粉の恩恵を受けると強い。
55サンダース(NN:ぷらずま / 個体値:15-13-13-15-13)
選出率 2/10 → 対55フーディン構築に活躍
高レベル採用することで前回大会でKPを大きあげた高レベルラプラスに対面で高い確率で有利を取れる。ラプラスの場に居座る択をハイリスクにすることで、悪魔のキッスで展開するルージュラを釣り出しする立ち回りが決め易くなる。
また、電気ミラーでも50マルマイン(に抜かれる55フーディンも含む)に先制して対面で詰ませ易くすることで、マルマインで場に居座る択のリスクを高め、サイドンに対して眠り粉で展開するナッシーを釣り出しする立ち回りが決め易くなる。
50マルマイン (NN:おまる / 個体値:14-13-13-15-14)
選出率 1/10 → 段々と置物へ
高レベルサンダース採用に伴い、催眠術の使えるゲンガー採用も検討したが、結局、対ケンタロスにおける後ろ向きな採用は弱い気しかしなかったので、やはり、低コストで大半のポケモンを上から殴れるマルマインを続投。初代においてはケンタロスののしかかりがメインウエポンとは言い難く、吹雪がメイン、のしかかりがサブウエポンのような位置付けの技であることも大きい。対フーディン、スターミーは言うまでもないが、地割れで至高の運ゲーをキメてくるダグトリオに先制できるのが偉く、ダグトリオとサイドン(ゴローニャ)がほぼ同時に採用されるケースが少なく、ダグトリオ入りに対して大爆発が決まり易いのがポイント。おマルまさこぎゅうたの宮澤徹君選出こそ97の基本。
50ナッシー (NN:ふなっしー / 個体値:14-9-9-15-14)
選出率 9/10 → 第2回の影響で第3回注目株
第2回のサイドン、フーディンの注目度上昇により使い易くなり、トリプルエース構築としては金銀対戦からの逆輸入のダブル粉採用でマルマインとルージュラの中間的な役目としても機能する。大爆発の枠はyasuさんの地面抜き構築での功績を讃えて眠るに変更。個体は第57回えりきゃんオフにて使用したもの。
ごんすけについては、前回チャンピオンのゴッドアルスさんの決勝選出でもあるぎゅうたまさこごんすけの基本選出に強めな55ラプラスの台頭によってやや厳しくなってきたことや、ラプラスサイドンコンビに強めなフシギバナの台頭によってナッシーの必要性が増してきた。
50ルージュラ(NN:まさこ / 個体値:15-11-13-15-13)
選出率 10/10 → やはり最強
初代対戦環境の象徴的存在。影分身眠るが定番化してラプラスに受け出しが通用しなくなるなど、以前より大分対策されるようになったが、今後サイドンが減少してナッシーが台頭していくようであれば、まだまだ強いような気がしている。電気有利対面時の繋ぎ役としては未だに最強クラスの性能を持つ。
選出パターン


おまるまさこぎゅうた
第1回ポケモンリーグ任天堂公式トーナメント全国大会チャンピオンの宮沢徹君の決勝選出。先鋒、中堅、大将と、対面性能の高めな97の基本中の基本選出。


マインナッシーラプラス
サンダース&サイドン&55ラプラスの派生。マルマインが高レベルサンダースなどと対面して不利対面になったとき、ナッシーで受けて切り返す。ナッシーの苦手な吹雪は、吹雪を覚えるポケモンの中で高レベルラプラスで対応。


サンダースナッシールージュラ
ビーンさんが魅せた《ヒストリアカップ2016*2nd Challenge!!》の三位決定戦選出。先鋒の電気ミラーでの有利対面を取って、サイドンを釣り出してナッシーを当てることができる。
第2.5回簡易バトルログ
vs.トレーナー
50
50
55 /
50
50
55
50
50
55
後日動画化のため、記憶が曖昧。50ナッシーは一度も場に繰り出さず。ルージュラミラーで相手のサイドンが代わりに眠ってもらう立ち回りを見せるも、健康なルージュラに対して背中を向けて後手後手に回ったら命取りになるのがこのゲーム。ルージュラで暴れるだけ暴れて、捨て出し降臨したケンタロスの前で果ててから55ラプラスで影分身から吹雪でケンタロスを凍らせて勝利。
vs. おかしょー
50
51
54 /
50
51
53
55
50
50
先鋒は51ルージュラを意識し過ぎて55ケンタロス。相手は先鋒マルマイン。麻痺を嫌ってナッシーを受け出すと相手の技は密かに話題のフラッシュ。こちらの50ナッシーに対してマルマインの大爆発→ルージュラ降臨でナッシーがルージュラの前に果てて、ルージュラミラーで悪魔のキッスを決めるも、54スターミーの身代わり小さくなる波乗りを半減できる控えがいなくて敗れてしまう。51ルージュラに対して55ケンタロスで相手をするしかなかったように思えるが、取り巻きで麻痺を狙うコースでラプラスでも良かった。相手の誘いに乗ってどうする。
vs.くぼっち
53
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51 /
53
51
51
55
50
50
同じS110族のゲンガーにはレベルで勝っており、先制できるので影分身→吹雪を狙うが、怪しい光からの混乱自滅&ナイトヘッドで怪しい展開になったので、ナッシーに退いて眠り粉→サイコキネシスの特殊ダウンからケンタロスに戻して影分身を展開して吹雪やのしかかり→破壊光線で勝利。
vs.ヤタピ
50
50
55 /
50
50
55
50
50
55
マルマインで即爆発ターンカットし、捨て出しでルージュラをナッシーに対面させる。ナッシーを処理すれば、サンダースをそこそこ通しながらルージュラで責められそうだったので、そこで欲張って悪魔のキッスを選択するが、外れてナッシーの大爆発でルージュラが持って行かれてしまう。…が55ラプラスと55サンダースの対面で相手の吹雪が外れて、10万ボルトで無償突破し、50ケンタロスとの対面で影分身から入って相手の吹雪をかわしてその後の攻撃も麻痺も急所もひかずに10万ボルト三連打で勝利。正直危なすぎた。
vs. あーみん
50
50
55 /
50
50
55
55
50
50
マルマインの電磁波を嫌ってナッシーで受ける→眠り粉で相手の受け出してきたルージュラが眠ってしまう→ケンタロスののしかかりをルージュラに1発決めてから影分身を展開→相手がそろそろ受け出してくるというタイミングでのしかかりに切り替えるとフーディンに急所ダメージで炸裂し、ケンタロス無双で勝利。
vs. シグルド
55
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50 /
50
50
55
55
50
50
フリーザー対ラプラスのエース勝負を制し、サンダースにナッシーを合わせて、50ラプラスを食える55ラプラスを重ねて優位な流れを保ったまま勝利。
vs.エンドウ
50
50
55 /
50
50
55
55
50
50
あーみんさん戦に続いて二度目の55フーディン。同じようにマルマインに対してナッシーを当てて電磁波を受けてもらう。マルマインはナッシーの前に大爆発で果てて、後続のルージュラに敗れてしまう。ルージュラに対してミラーで合わせ、ミラー勝負に勝ってルージュラを眠らせてなんとか凌ぐが、フーディンに影分身身代わり自己再生を展開されてしまい、こちらはサンダースに入れ替えて電磁波を入れ、ルージュラの影分身を積んでサイコキネシスのPPを枯渇させる作戦に成功。その後、突っ張り続けるフーディンを悪あがきまで持って行き、自滅させ、眠っているルージュラに残しておいた10万ボルトラスト急所1発と悪あがきをあてて勝利。今日一番疲れた試合。
vs.としひこ
52
51
52 /
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52
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50
50
55
ナッシーで初手から有利に展開し、受け出してきたパルシェンを眠らせることに成功するも、ダグトリオを無理やり受け出してから地割れをぶちあてるというギャンブルプレーに屈し、ルージュラとラプラスの吹雪で立て直しを狙うも凍らず、サンダースに屈して破れる。前回の予選同様としひこ氏に敗れる。飛行ポケモン不採用でどうしようもないが、マルマインとケンタロスとナッシーならもう少し善戦できたかもしれない。マルマインがサンダース、ケンタロスがスターミーに先制できることを失念していた。
vs.エドワード
52
53 /
50
50
51
51
55
50
50
フーディンの影分身→自己再生を警戒してナッシーに交代すると電磁波を受ける。こちらは身代わり→影分身に強めな痺れ粉を使う。…が穴を掘るの存在を失念しており、ついに初代オフ始まって以来、初めて無敵化されてしまう。…が眠るナッシーで受けきり、それに対して53ルージュラを展開し、それにルージュラの悪魔のキッスで無理やり抵抗しようと試みたところで、相手が反則でこちらを2匹同時に眠りにしてしまい、勝利。
vs.ルイピカ
50
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50 /
55
50
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50
50
55
先鋒ルージュラで敢えて突っ張って悪魔のキッスを決めると受け出してきたラプラスが眠り、サイコキネシスで特殊ダウンを引く、更に影分身を積むなどで、ルージュラで流れを作ってほぼストレート勝利。ルージュラに後手に回ったら負ける。ナッシーならまだ間に合うが、ルージュラは後手に回ったらまず負ける。
vs. おかしょー(フリー対戦)
55
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50 /
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50
55
ナッシーをサンダースに受け出して眠り粉でサイドンが代わりに眠り、痺れ粉がルージュラに入り、数ターンのサイクル戦の後、ルージュラを撃破。影分身&身代わりのサンダースと眠っているサイドンと長期戦になるが、相手の手持ちが2匹の時は相手を体力満タンの状態で眠るの眠りから目が覚めた後で痺れ粉で麻痺状態にしてから眠り粉を使うように立ち回れば、こちらの2匹同時眠らせる行為を防止しながらPPを削れるため、淡々とサンダースのPPを枯渇させて、眠っていた自分のルージュラの目を相手のサイドンより先に覚まして展開して勝利。
感想
- マルマインかゲンガーかは甲乙つけ難い。ルージュラとの相打ちだけ見ればゲンガーだろうが、55スターミー考えたらやっぱりマルマインな気もする。
- 眠る装備のナッシーは便利だが、影分身を使わないのでミサイル針サンダースには突破される
- 高レベルラプラス増加でフリーザーが消えてサイドンである必要が薄れた → 飛行が減った → 地割れダグトリオ →サンダー
- ナッシーが台頭してきて、ルージュラがより強い。やっぱ最強。
- ケンタロスは脅威と感じなくなったが、ルージュラ強化でまだ強め。
- パルシェンよりまだラプラス
最後に諸連絡
2017/5月の日曜の予定を空けておきましょう。ニンテンドウカップ'97から20周年、真の闘いはこれからだ。
*1:赤緑青同士によるGBの「コロシアム」通信対戦