きんのいれば

ポケモンGB世代の老兵によるメモ入れ場。

55サンダーが真顔で雷を振り回すワケ

 ポケモンのサンダーと言えば、現行の第8世代シングルこそが歴代の対戦環境で最も強いのですが、その次ぐらいに強いとか言われがちな第2世代では、『サンダーThunder(かみなりの英名)を振り回すことが許される世代』だったりします。

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どうしてそうなんでしょうね?

asaginotoudaioff.hatenablog.com

 これについては、おかしょーさんが先日上記の記事にしており、後程ご本人から実際の所どうなの?…ってDMで私に質問が来たのですが、良い質問だなと思ったので、折角ので本人の許可を得て記事にしました。

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10万ボルトと雷の比較

 まず、10万ボルトの1.26倍程度の威力があるので、10万ボルトでギリギリ倒せないような相手は雷で倒せます。例えば、レベル55のサンダーの10万ボルトをギリギリ4発耐えられるレベル55のカビゴンは、それを耐えられずに4発で倒せたりするようになるわけです。

 また、30%の確率で4回に1回ぐらいの確率で行動不能にできる麻痺を引き当てられます。命中率も考慮すると27%程度。麻痺を引くと事故死を恐れて早めに眠るを選択しなければならないので、10万ボルトより眠り(防戦体制)に追い込むスピードが段違いに速いと評した人も過去にいました。

 撒きびし威張る←身代わりなどを絡めれば、レベル55のカビゴンを10万ボルトの時よりもずっと突破しやすくなると期待されて使われるようになったですが、現在のレベル55のサンダーは、超耐久の55カビゴンの突破を期待してというよりも、レベル50のカビゴンを超高確率3発、レベル55のミルタンクをピッタリ2発で倒せるという短期戦をする構築に対して決定的なメリットが評価されるからこそ使われると思っています。

30%で外すリスクがあっても使われるワケ

 雷には現行世代定番の暴風と同様に30%のはずれというデメリットが付き纏います。金銀の対戦は爆裂パンチ電磁砲などをローリスクで繰り出せるような対戦環境だから、それと同じノリでも使われるのだろう…と思われるかもしれませんが、そういう理由だけではありません。

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  上の記事で過去に書きましたが、爆裂パンチとか電磁砲をメインウェポンで使う人はいないわけで、はメインウエポンになりうる技です。とどめを刺そうとして外してしまうとカビゴンの自爆を被弾したりしてしまうのではないか?…と不安に思うかもしれません。

 しかしながら、レベル55のサンダーは雷で(自爆の使える*1)50カビゴンにとどめを刺すことをそもそも想定していなかったりします。何故でしょうか?これは仮想敵がレベル50のカビゴンだということが重要です。つまり、自分で倒さずとも相手に自爆を選らばせられれば良いのです。

 レベル55のサンダーとレベル50のカビゴンの対面の相性関係を整理するとレベル55のサンダー側はカビゴンの自爆を被弾することを避けるために対面したら場から退きます。再びサンダーとカビゴンの対面が発生するときは、レベル55のサンダーに対してレベル50のカビゴンを受け出しするという立ち回りを取ってきた場合になると思います。

 この受け出してくるターンに雷を1発当てるだけで55サンダー側はレベル50のカビゴンに対して相当な圧力をかけることができます。1発被弾後に2発雷を受けてしまったら倒れてしまうので、レベル50のカビゴン側は次のターンにほぼ自爆眠るかしか選べなくなるわけです。

 そこで相手が自爆を選ぶターンに先制の身代わり(守る)でかわすか、ムウマやハガネールなどに退いて自爆を軽減して数的有利を取ればいいわけです。よって、とどめにを打つ必要が必ずしもないのです。

 これを読んで、カビゴンサイドはのしかかりの麻痺に期待するなんて動きもできるので、勿論安定択ではないわけですが、こういう状況ができる準備をきちんと整えておけば、仮に雷を採用したとしても有利な択を仕掛けられるわけですね。つまり、雷と身代わりを同時採用していないか、裏に自爆体制のあるポケモン採用しないで雷採用していたとしていたら、それは弱い使い方をしているということです。

 ちなみに先程先制の身代わりで…と言いましたが、先制の爪が23.4%の確率で発動して自爆されると逆転負けします。レベル55のサンダーで相手の受け出してきたレベル50のカビゴンに対してが急所に当たったりして、あと1発当てれば勝てるなんて場面で欲張って居座ると先制の爪が発動して負けることがよくあります。実際私も『第4回ヒストリアカップ』の予選で唯一負けた試合がそういう動きをした試合だけだったりします。

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 上の記事の個人的に気をつけることで先制の爪自爆を最後まで失念するなと一番上に戒めて書いてるのはこういう理由ですね。

 ちなみにこの例で出しているようなレベル55のサンダーに対してレベル50のカビゴンを受け出すこと自体は(光の粉や食べ残しでも持ってない限りは)本来そもそも悪手です。しかし、それを成立させない強さが、10万ボルトにはなく、雷にはあるということですね。

*1:相手がラスト1匹で自爆がルール違反になる場合を除く