『つうしんケーブルクラブ』で近日公開予定のカビゴン単体解説で、55食べ残しカビゴンの鈍い合戦を『ポケモンスタジアム金銀』の参考映像を撮りながら、再考することにした。テーマは「鈍いを6回まで積まなくても勝てるか？」である。
実際、のろい5回のカビゴンからのろい6回の食べ残しカビゴンへの捨て身タックル（ダメージ：90〜106）は3発で倒せない。55カビゴンのHPは最大292と食べ残し回復18の2回分で36回復を足して328であり、ピッタリ3発耐えられる。
最も捨て身タックルの殴り始めで先手を取れれば3発で倒せる可能性があるものの、それでも確定ではないため、相手の捨て身タックル1発分の反動を期待して、3ターン以内のダウンを目指すことになる。この反動も込みとした計算がなかなか面倒なのだが、ここで大活躍するツールが、LAPRAS SYMPHONYのポケモン金銀攻撃期待率計算機である。
現在HPに食べ残し2回分を足した328、1回目の攻撃（先手の場合121［急所時240］、後手の場合106［急所時210］）の最大ダメージと、2、3回目の攻撃の最大ダメージ106［急所時210］、4回目の相手（6積みカビゴン）の攻撃の反動の最大ダメージ34［急所時69］を入れて計算する。持ち物の食べ残し機能を使わない理由は、反動が全くの別ターンの行動として扱われ、その分食べ残し回復が1回分増えて処理されてしまうため、このように計算している。
殴り始めが先手の場合
殴り始めが後手の場合
このツールで求めた確率が、殴り始めが先手なら約90%で勝てる、後手なら約50%で勝てるとなるようだ。また、目安として3発目の捨て身タックルを打つ段階で相手のHPが1/3を切っていない場合は耐えられる可能性が高いので、眠るor捨て身タックルを読んで6回目ののろいを積んで50%の勝負に賭けた方が良い。
なお、熟睡中の6積みカビゴンに対して、5積みカビゴンで急所待ちもできるが、それを狙ってしまうと食べ残し回復を上回る捨て身タックルの反動が自分の首を絞め、直にこちらが相手の捨て身タックルの圏内に入るので、恐らく眠られることが想定される時点で6積みコースに切り替えた方が良い。
