やっとのことで、昨日、私たちが主催の初代VCオフ「HISTORIA CUP 2016 * Resurrection!」の告知を開始することができました。大方予想通りの緩やかな滑り出しですが、まだまだ時間はありますのでゆっくりご検討の方をお願いします(※ただ、早めに人数が把握できると動きやすいので早めの参加申請は大歓迎です^^;)。
一部、参加者さんのコメントにもありましたが、この機会を逃したらバグOKにでもしない限り、本気の初代再現対戦を目に焼き付けることはできないでしょう。しかも、テレビ放送を通じて僕らを魅了した当時の全国大会出場者とあの頃の環境で戦える最後のチャンスとなることでしょう。爆発的な社会現象を巻き起こした「ポケットモンスター」発売より20年間、バトルの調整を行ってきた森本茂樹氏率いるゲームフリーク、少年少女たちに最高のバトルの場を与えてくれた任天堂とともに、ポケモンバトルの文化を育ててきた全国のポケモントレーナーの皆様のご参加を心よりお待ちしております。
さて、この大会の敷居の高さはポケモンの育成・厳選が(乱数調整禁止の第三世代ほどではないにせよ)最近と比べて大分厳しいところでしょう。これについては先日、効率的な実機準備の記事をあげたばかりですが、とりあえず、対戦で選出できる3匹の手持ちを育てあげるだけならそう難しいことではありません。6匹育てようと思うと気が遠くなりますが、モノは考えようです。
@tasi8119 @ikarekko まだ、きっと間に合いますよ〜。最悪3匹で出れば良いのです!あとは見せ球だと偉い人が言ってました!
— ゴールド@初代VCオフ*ヒストリア杯主催 (@Gold_PBS) May 7, 2016
当時の公式大会出場者も必勝パターンを持っていた!
6匹使おうとすると一気に情報量が増えるなあ。当時は3匹固定でたった一つの必勝パターンのみで戦ってたんだから楽してたなあと思う。
— クレア@7/31初代VC97オフ (@salisa0214) February 16, 2016
前に3匹固定の話をしたけど、フリーザーやサンダースもダグとの差し替えで出撃体勢ではあったのです。ただ電気タイプなしとかいう極端な構築に出会うことがなかったので実質3匹固定になってしまったという。
— クレア@7/31初代VC97オフ (@salisa0214) 2016年5月9日
今回客演していただける『ポケモンスタジアム』にも登場する元「ニンテンドウカップ'97」全国大会出場者のクレアさんからのありがたいお言葉。小学館の攻略本のご本人アンケートから推察するに51スターミー、
53ダグトリオ、
51ケンタロスが基本選出だったのかな?
@Gold_PBS あ、どちらも育てはしましたがほぼ使ってなかったですね。というか、'97時代は環境がなかったので、対戦経験ゼロに等しいんですよ。テレビと雑誌の情報だけでパーティ作って、'97にはひそかに妹が出たんですが。パーティは牛・ラプラス・ラッキーの3匹固定(後は見せ玉)
— Hidaka (@Hidaka_GLC) November 14, 2013
['97の話つづき]
— Hidaka (@Hidaka_GLC) December 12, 2015
当時のパーティ
55牛:破壊光線 のしかかり 地震 吹雪
ラッキー:吹雪 10万 小さくなる 卵産み
ラプラス:吹雪 10万 影分身 眠る
この3匹で実質固定。(妹操作なので単純化のため)
残り3匹はサイドンとかゴローニャとか岩地面盛りで初手ダース封じ。
こちらは「ニンテンドウカップ'99」の全国大会ベスト4*1の妹さんを持つHidakaさんのありがたいお言葉。「ニンテンドウカップ'97」の四国大会も妹さんが参加していたようですが、全国大会準優勝者の吉井博紀君に負けてしまったらしい。当時の基本選出は55ケンタロス、
50ラッキー、
50ラプラスだったとか。
@wati_yuru わりと便利な50が彼にとってはおそらくマルマインとルージュラだったんでしょうね。レベル50のフリーザーは今思うと結構見せ球っぽい。
— ゴールド@初代VCオフ*ヒストリア杯主催 (@Gold_PBS) May 7, 2016
「ニンテンドウカップ'97」のチャンピオン"とおる"さんこと宮澤徹君もレベル55のケンタロス、スターミー、ガルーラの3匹のトリプルエースパーティで、レベル50の3匹から2匹を選ぶという難しいパーティですが、一番信頼していたのは、多分、決勝で使ったレベル50のマルマインと
ルージュラだったのでしょう。捕獲時のレベル50のフリーザーはほとんどまともに育てられなかったでしょうから。電磁波と爆破して相打ち以上を求めるマルマイン、吹雪と眠りでワンチャンスを演出するルージュラ、対面で五分以上取れるケンタロス。
…と当時のスーパープレイヤーの多くも軸となる必勝パターンは組んで、あとは見せ球という人もどうやら多かったようです。なので、まずは軸となる3匹を育てるつもりで厳選・育成を始めてしまいましょう!
最近流行の必勝パターン
先日、伝説厨オフさんで披露された無限嵌めコンボ(ゲンガーの最速催眠術→自爆&高速移動→巻きつくor炎の渦)も1匹より2匹の方が決まりやすい基本選出なのでパーティを組むときには必ず対策を押さえておきましょう!
ちなみに高速移動からの拘束コンボが使える最終進化系のポケモンは、レベル55の
ファイヤー、レベル55の
カイリュー、そして、
ギャロップだけです(※ハクリューもありだと思います)。そのため、ギャロップの場合を除けば、
ゲンガーのレベルは50固定ということになります。
そこでそれよりもレベル(素早さ)の高いゲンガーで先に眠らせたり、あるいはゲンガーよりも素早さの高いポケモンで催眠術の命中率が低いことをいいことに先攻で影分身を使ってしまうのも対策となることでしょう!
大爆発の相打ち性能は第二世代〜第四世代より高くないので、そのまま耐えて、相手の命中率が高いとは言い切れない拘束技をそのまま回避するのにも役立つはずです。
こんな荒技で通用するの?
まず、初代のポケモンは参加できるポケモンの絶対数が第六世代より遥かに少なく対策すべき仮想敵が少ないこと、それに加えて努力値配分がなく、耐久力が高いため、サイクル戦になるかと思いきや、素早さの種族値が高いほど高くなる急所率、3割でほぼ瀕死になって積みの起点にもなってしまう吹雪の強さ、眠りと拘束の強さ、1/3の確率で《とくこう》と《とくぼう》が1ランクダウンできるサイコキネシスの存在を考えるとラッキーですら決してサイクル戦が安定する保障がないことが、第1回ポケモンリーグ開催当時の「コロシアム」環境の特徴と言えます。まずは対面構築寄りに無敵の1本の線を考えて構築を組んでみましょう。まだ、時間は二ヶ月あります!
全国大会出場者には上にあげた他にも「テレポート」を覚えたフーディン人やメタモンを採用した人もいるほどです!貴方の見せ球ポケモンがこの大会のKPを大きく操作するかも(笑)さぁ、ともに育成を始めましょう(^o^)/~
*1:今回客演していただける「ニンテンドウカップ'99」全国大会準優勝者のいかれっこさんに惜しくも敗れる