あけましておめでとうございます。2019年も『ヒストリアカップ』及び『つうしんケーブルクラブ』を宜しくお願いします。
『第7回ヒストリアカップ』(2019年春頃予定)のメインイベントのレギュレーションを先行して正式発表します。『第6回ヒストリアカップ』のサブイベントで「コロシアム2」でテストプレイした結果、影分身による尋常でない長期戦となったため、これまで通り、吹雪と催眠術が強力な「コロシアム1」での対戦で実施する方向となりました。
gold.hatenadiary.jp今大会の結果は出展予定で計画中の【コミックマーケット96】での頒布物でも取り上げる予定でおりますので、これまでの初代の対戦環境のアタリマエを覆す新戦術・新パーティの発掘を期待しております。なお、サブイベントで金銀VCの『ニンテンドウカップ2000』のスクリーン上映戦をかけたトーナメントも行います。
- 『ニンテンドウカップ97★NEO』ルール詳細
- 素早さ別キャラ雑感
- S140(マルマイン)
- S130(サンダース/プテラ)
- S120(ダグトリオ/フーディン)
- S115(ペルシアン/スターミー)
- S110(ゲンガー/ケンタロス)
- S105(ギャロップ/ストライク/エレブー)
- S100(リザードン/オニドリル/ライチュウ/キュウコン/ドククラゲ/ドードリオ/サンダー)
- S95(オコリザル/ウインディ/ルージュラ)
- S90(ゴルバット/モルフォン/ガルーラ/バリヤード/ファイヤー)
- S85(ニドキング/ゴルダック/シードラ/カイロス/フリーザー)
- S80(フシギバナ/アーボック/カブトプス/カイリュー)
- S70(バタフリー/ニョロボン/ウツボット/レアコイル/ジュゴン/パルシェン/イワーク)
- S65(サンドパン/シャワーズ/ブースター)
- S60(ピクシー/カモネギ/モンジャラ/マタドガス/ラプラス)
- S55(カイリキー/ナッシー/オムスター)
- S50(ラフレシア/ベトベトン/ラッキー)
- S45(ゴローニャ/ガラガラ)
- S40(サイドン/ポリゴン)
- S30(パラセクト/ヤドラン/ベロリンガ/カビゴン)
『ニンテンドウカップ97★NEO』ルール詳細
『ヒストリアカップ』の第1回~第3回まで実施してきた「第1回ポケモンリーグ任天堂公式トーナメント」再現ルールとは良く似て違う対戦環境になる…かもしれない。金銀技ありの『ニンテンドウカップ97』を2019年より開催していきます。
- 使用できるポケモンは図鑑No.001〜149の149種類。
- 同じ種類のポケモンを使ってはならない。
- ウラワザ*2を使って育てたポケモンは使用禁止
- ピカチュウバージョンで覚えられるようになった技、『金・銀・クリスタルバージョン』で覚えられるようになった技が使用可。
- 6匹のポケモンをエントリーしてお互いのパーティを見せ合い、戦闘に参加させる手持ちを3匹選ぶ。
- 試合ごとのパーティならびにレベル、ステータス、技変更は禁止。
- 対戦に使用できるポケモンのレベルは50〜55。選出できる3匹の合計は155以下。
- 使用できるバージョンはバーチャルコンソール版の「赤・緑」のみ*1。
- 「ポイントアップ」を使用した技はPPが0となってもPPが0とみなされず、「わるあがき」が繰り出せなくなる。試合が続行不可となった場合は遅延行為とみなされ、反則負けとなる。
- 対戦に臨む前にポケモンセンターでHP・PP・状態異常を完全回復して臨まなければならない
素早さ別キャラ雑感
初代未経験者は以下もご参考にしてください。
S140(マルマイン)
マルマイン
- 《50》10万ボルト/電磁波/影分身/大爆発
- 《50》10万ボルト/電磁波/フラッシュ/大爆発
フラッシュを金銀VCの技忘れで消せるようになったのでフラッシュマルマインは今後増えるかもしれない。フーディンやスターミーが微妙に強化されたことでこれまで通り変わらぬ活躍が期待できるであろう。
S130(サンダース/プテラ)
サンダース
- 《51》10万ボルト/砂かけ/毒毒/眠る
- 《53》10万ボルト/電磁波/影分身/眠る
- 《55》10万ボルト/ミサイル針/毒毒/眠る
マルマインと同様、フーディンやスターミーが強化されるので、それに対して強いポケモンとして今後も活躍できるであろう。ナッシーも強化されるのでミサイル針搭載型も今後増えるかもしれない。
S120(ダグトリオ/フーディン)
ダグトリオ
- 《53》地割れ/地震/のしかかり/影分身
- 《55》地割れ/地震/影分身/身代わり
新たに覚えられるようになった技として嫌な音があるが、使いどころがあるかは不明。初代の対戦では飛行属性が足枷となることが多く、岩雪崩はそれほど必須級の技ではない。ちなみに岩雪崩で相手を怯ませる追加効果も初代では存在しない。
フーディン
- 《52》サイコキネシス/電磁波/影分身/自己再生
- 《52》サイコキネシス/雷パンチ/炎のパンチ/自己再生
- 《55》サイコキネシス/光の壁/身代わり/自己再生
冷凍パンチ、雷パンチ、炎のパンチが使えるようになった注目株だが、結局サンダースと同じでフーディン対策にフーディンをぶつけることができるので攻撃範囲を広げれば単純に強いということにはならなそうな気がしている。光の壁→身代わりで吹雪の凍り対策ができるようになったところは強いのかどうかは不明。
S115(ペルシアン/スターミー)
ペルシアン
- 《55》切り裂く/10万ボルト/ど忘れ/催眠術
- 《55》切り裂く/10万ボルト/バブル光線/催眠術
ど忘れと催眠術を習得。上述の技構成ではサイドンやゴローニャに困ってしまうが、相手のパーティにそれらが採用されている場合は選出しないようにしたい。ケンタロスではなく敢えてペルシアンを採用する理由も特にない気がするが、同じ素早さの高いノーマルポケモンのケンタロスと同時採用・同時選出することで始めてその採用理由を見出せそうなポケモンであるような気がする。
スターミー
- 《50》波乗り/小さくなる/身代わり/自己再生
- 《55》吹雪/10万ボルト/小さくなる/自己再生
- 《55》サイコキネシス/10万ボルト/電磁波/自己再生
- 《55》サイコキネシス/電磁波/怪しい光/自己再生
怪しい光を新たに習得し、より害悪なポケモンとなったスターミー。金銀クリスタルと違って初代の混乱の持続ターンは1~7ターンで非常に厄介。怪しい光&身代わりの組合せも強そうだが、相手のポケモンが身代わり状態で混乱の自傷ダメージを受けると何故か相手側の身代わりに攻撃の判定が入ってしまうため、あまり欲張らないほうが良いのかもしれない。
S110(ゲンガー/ケンタロス)
ゲンガー
- 《50》10万ボルト/冷凍パンチ/催眠術/大爆発
- 《50》10万ボルト/冷凍パンチ/黒い霧/大爆発
フーディンと同じく冷凍パンチ、雷パンチ、炎のパンチが使えるようになった。影分身対策の黒い霧も使えるが、初代の黒い霧は相手の状態異常も回復するので注意。フーディンとスターミーのゲンガーより素早さの高いエスパーポケモンがケンタロスの人気を圧倒したり、ケンタロスの技構成に地震が採用されだすとあまり活躍できないかもしれない。金銀と違って当時のナッシーは特殊耐久力が高い為、炎のパンチや冷凍パンチで2発で倒すことはできない。
ケンタロス
- 《50》のしかかり/吹雪/頭突き/破壊光線
- 《55》のしかかり/吹雪/影分身/破壊光線
踏み付けの上位互換として頭突きが使えるようになった。
S105(ギャロップ/ストライク/エレブー)
ギャロップ
- 《50》大文字/炎の渦/角ドリル/催眠術/高速移動
- 《55》火炎放射/角ドリル/催眠術/高速移動
催眠術と火炎放射を覚えられるようになった。ウインディというライバルが登場したが、レベル50でもルージュラに確実に先手が取れる点が評価できる。後者のレベル55はハーフエースのレベル53のケンタロスに先手が取れ、50ナッシーを火炎放射で超高確率で2発で倒せるようになる。
エレブー
- 《55》雷/10万ボルト/冷凍パンチ/電磁波
冷凍パンチや炎のパンチ、回し蹴りなどが使えるようになるが、『ニンテンドウカップ'97』の定番ポケモンと戦うには種族値が足りない。レベル55のラプラスを10万ボルトで2発で落とせないので雷を採用せざるを得ず、スターミーには先手が取れない。冷凍パンチでもナッシーを倒すには4発殴る必要がある。厳選するならクロスチョップを遺伝させて大人しく金銀対戦用に回したほうがいいかもしれない。
S100(リザードン/オニドリル/ライチュウ/キュウコン/ドククラゲ/ドードリオ/サンダー)
キュウコン
- 《55》大文字/穴を掘る/炎の渦/毒毒
催眠術を覚えるようになったが、キュウコンよりも素早さの高いギャロップも使えるのであまり差別化はできない。持ち前の火力や穴を掘る、怪しい光で差別化を図りたいところだろうか。
ドードリオ
- 《52》のしかかり/ドリル嘴/影分身/破壊光線
物理攻撃力はカビゴンと同じ。レベル52の破壊光線でレベル50のルージュラを1発で倒せる。ちなみに黒い霧も覚えるようになったが、使いどころがあるかはわからない。
ドククラゲ
- 《55》波乗り/吹雪/撒き付く/影分身
- 《55》波乗り/撒き付く/剣の舞/破壊光線
当時はオムスターを凌いでNo.1の特殊攻撃力を誇る水ポケモン。ウツボットなどと同様、初代のみでは過酷な野生厳選を乗り越える必要があったため、今回スポットが当たってもよさそうなポケモンの1匹である。高速移動→(毒毒)→炎の渦ファイヤー対策として非常に優秀。レベル55の波乗りでレベル50のケンタロス(≒マルマイン)を2発で倒せる。ハイドロポンプはややオーバーキルであり、レベル55のケンタロスを2発で倒せるが、先手は取れないので対面で勝てるわけではない。ちなみに水ポケモンに対するメガドレインはハイドロポンプで十分なので採用する必要は特にない。
サンダー
- 《55》10万ボルト/ドリル嘴/影分身/眠る
大きな変化は特にない。
S95(オコリザル/ウインディ/ルージュラ)
ウインディ
- 《51》大文字/炎の渦/高速移動/破壊光線
炎の渦を習得し、ファイヤーと同じく高速移動→炎の渦が使用可能になった。金銀クリスタルより特殊攻撃力は低いが、ギャロップに素早さ以外のステータスで上回る。ただし、ルージュラと同速であるため、レベル50を超えるレベルで採用したい。
ルージュラ
- 《50》吹雪/サイコキネシス/悪魔のキッス/影分身
- 《50》サイコキネシス/悪魔のキッス/影分身/眠る
初代対戦環境の象徴的存在。フーディンが炎のパンチを覚えるようになったことがやや厄介なところ。新たに夢喰いを覚えられるようになったものの、使いどころがあるかは分からない。
S90(ゴルバット/モルフォン/ガルーラ/バリヤード/ファイヤー)
ファイヤー
- 《55》大文字/炎の渦/毒毒/高速移動
- 《55》火炎放射/炎の渦/毒毒/高速移動
吹雪で凍りづらくなり、対ケンタロスなどがより安定するようになった。ケンタロスの人気次第だが命中安定の火炎放射採用も面白いかもしれない。
S85(ニドキング/ゴルダック/シードラ/カイロス/フリーザー)
ニドキング
- 《50》地震/吹雪/角ドリル/影分身
- 《55》地震/大文字/10万ボルト/ど忘れ
新たにど忘れを覚えるようになった。レベル55でど忘れを1回積めば、レベル50のルージュラに先手を取って大文字で1発、レベル55のラプラスを10万ボルトで2発で倒せるが、吹雪の凍りや急所が怖い為、どれほど活躍できるかは分からない。
フリーザー
- 《50》吹雪/影分身/我慢/眠る
大きな変化は特になし。ラプラスで止まってしまう。
S80(フシギバナ/アーボック/カブトプス/カイリュー)
フシギバナ
- 《50》葉っぱカッター/宿木の種/毒毒/眠り粉
花弁の舞や光の壁など、頭突きが覚えられるようになったが、使いどころがあるかは分からない。
カイリュー
- 《55》撒き付く/毒毒/高速移動/空を飛ぶ
高速移動→撒き付くによる嵌め展開で困る麻痺を利用して無敵化できる空を飛ぶを覚えられるようになったのは地味に美味しいかもしれない。ゲンガーに対する打点にも一応なるが、冷凍パンチで返り討ちにされるため、ゲンガーとの交戦は避けたほうが良いだろう。なお、黒い霧も新たに覚えるが相手の麻痺や自分の高速移動の効果を打ち消すため、あまり相性が良いとは言い難い。
S70(バタフリー/ニョロボン/ウツボット/レアコイル/ジュゴン/パルシェン/イワーク)
ウツボット
- 《51》葉っぱカッター/撒き付く/痺れ粉/影分身
初代のみでは厳選困難(野生厳選限定)なポケモンであったため、今後の『ヒストリアカップ』での個体数が増えることを期待したい。レベル55のラプラスに確実に先手を取れるようにしておきたいので、レベル51以上での採用が望ましいだろうか。
パルシェン
- 《51》吹雪/殻で挟む/影分身/眠る
バリアーや嫌な音なども覚えられるようになったが使いどころがあるかは不明。大爆発は殻で挟むとそれほど相性が良くなく、第二世代よりも威力は低いので必須級ではない。レベルを大きく割かずにケンタロスと戦えるポケモンとして起用すると良いだろう。
S65(サンドパン/シャワーズ/ブースター)
ブースター
- 《55》大文字/のしかかり/炎の渦/影分身
当時は特殊攻撃力が110と高め。ただし、炎ポケモンとして致命的に遅すぎるため、影分身に弱過ぎる。
S60(ピクシー/カモネギ/モンジャラ/マタドガス/ラプラス)
ラプラス
- 《55》吹雪/10万ボルト/影分身/眠る
新たにオーロラビームや夢喰いが使用できるようになったが、これまで通りのテンプレ型が最強であるのは変わりなさそうである。
S55(カイリキー/ナッシー/オムスター)
ナッシー
- 《50》サイコキネシス/痺れ粉/眠り粉/眠る
- 《50》サイコキネシス/毒毒/宿木の種/眠る
- 《50》サイコキネシス/夢喰い/眠り粉/大爆発
使いどころがあるかはわからないが夢喰いも覚えられるようになった。フーディンが冷凍パンチや炎のパンチを覚えられるようになり、フーディン対策として安定しなくなったので、フーディンを1発で倒せる大爆発の需要は少し上がるかもしれない。
S50(ラフレシア/ベトベトン/ラッキー)
ラッキー
- 《55》吹雪/10万ボルト/小さくなる/卵産み
初代のサファリゾーン厳選の時と比べて厳選は楽になったので活躍に期待したい。凍ってしまうと役に立たないので相手の電磁波をわざと受けるプレイングを心掛けたい。レベル55で採用すると50ナッシーを吹雪で高確率で2発、55ラプラスを10万ボルトで超高確率で3発で倒せるようになる。
S45(ゴローニャ/ガラガラ)
ゴローニャ
- 《50》地震/岩雪崩/大文字/大爆発
第二世代とは異なり、吹雪を覚えられるサイドンより人気がない。大爆発の火力も第二世代より低く、ケンタロスすら相打ちにすることができない。
S40(サイドン/ポリゴン)
サイドン
- 《50》地震/岩雪崩/吹雪/影分身
『ヒストリアカップ』で最も注目された地面ポケモンだが、レベル55のラプラスや電気対策としてナッシーが浸透してきたため、今後はニドキングやダグトリオに人気が流れそうである。
S30(パラセクト/ヤドラン/ベロリンガ/カビゴン)
ヤドラン
- 《50》サイコキネシス/吹雪/ど忘れ/影分身
なんだかんだ吹雪が使えるなら使っておけといったところはある。レベル55のラプラスはど忘れ3回のサイコキネシスでは倒せず、サイコキネシスの特殊1ランクダウンによってようやくサイコキネシス1発で仕留められる。
カビゴン
- 《55》のしかかり/吹雪/影分身/破壊光線
ピクシーでど忘れを積むのであれば、多分こちらの方が良い。凍りと眠りが弱くなったことでど忘れを積みやすくなったかもしれない。ケンタロスと違ってのしかかりでフーディンを2発で倒せる所も見逃せない。
*1:青は締め付ける状態の非同期が発生するため、禁止する