有志による初代VC対戦練習会を行いました。結果は以下の通り。《ヒストリアカップ2016*2nd Challenge!!》に向けての調整会である為、試合毎のパーティの変更はOKとしました。
優勝は厳選・育成の生放送で早速高いモチベーションを発揮されておられるトレーナーさんが優勝でした。私も最初連敗続きだったのですが、そのあと5連勝してちゃっかり2位に…。参加者のブログレポートは勿論、今回の優勝者のトレーナーさんの動画投稿は必見です。いい画が撮れてます!特に前評判のあったフーディンの圧倒的な強さが光るオフ会だったのではないでしょうか。私とトレーナーさんの試合でフーディンが凄まじく活躍してるのでごらんください。電磁波か体力回復できるエスパーがいないと負けます!!!
今回の対戦会の個人的な感想
使用パーティは《ヒストリアカップ2016*Resurrection!》や「第37回あんぐらオフ」初代トリプルビートの実戦経験、敗着分析を元に技構成だけを煮詰め、最小限の変更で挑みました。
Lv | 種族 | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 |
---|---|---|---|---|---|
55 |
ケンタロス |
のしかかり | ふぶき | かげぶんしん | はかいこうせん |
50 |
ラプラス |
ふぶき | 10まんボルト | かげぶんしん | ねむる |
50 |
マルマイン |
10まんボルト | でんじは | かげぶんしん | だいばくはつ |
50 |
ル-ジュラ |
ふぶき | サイコキネシス | あくまのキッス | かげぶんしん |
50 |
サイドン |
じしん | いわなだれ | ふぶき | かげぶんしん |
55 |
スタ-ミ- |
ふぶき | 10まんボルト | かげぶんしん | じこさいせい |
補欠
Lv | 種族 | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 |
---|---|---|---|---|---|
55 |
ファイヤー |
だいもんじ | ほのおのうず | こうそくいどう | はかいこうせん |
50 |
ナッシー |
サイコキネシス | しびれごな | ねむりごな | だいばくはつ |
50 |
サンダース |
10まんボルト | でんじは | かげぶんしん | ねむる |
※下線は前回大会からの変更箇所。
初代については試合の内容の対戦ログは取ってる暇がなかったのでとっておりません。メタられる側だろうし、このパーティの強い立ち回りも要所要所でブログで解説してしまってるのでこのままでは辛いだろうなぁと思ったのですが、なんだかんだ健闘したという。
ケンタロス(ルージュラ抹殺枠)
55スターミーを出す試合は負けて、55ケンタロスを出す試合は大体勝つのいつも通りな感じ。低レベル採用はしたことがないが、ルージュラ入りに対しては毎試合必須レベルのポケモン。影分身ケンタロスが周知され、ケンタロスの前で突っ張って悪魔のキッスを使ってくるルージュラも増えたが、影分身ケンタロスのおかげでカウンタールージュラが絶滅した&後続にパルシェンがいたりしたので、そのままのしかかりを選択して有利に立ち回れることも多かった。
今回は先鋒でのケンタロス起用は最も多かったかもしれない。受け出しできないポケモンだけど、相手もケンタロスに受け出しが厳しく、電気にも圧力かけながらサイドンでカバーできるので強い。しかし、タイプ相性で弱点を持たないフーディンにこれは通用しなくて、のしかかりで先に麻痺を引かないと影分身→身代わり→自己再生フーディンに勝つのが難しく、特にサイドンやラプラスを組み込む場合は電磁波や悪魔のキッスの覚えてるポケモンの数が減る為、このポケモンへの対処法がないと厳しいことを痛感した。詳細はトレーナーさんとの対戦動画参照。
ちなみにこの枠はファイヤーも久々に使ってみた。鷹さんの55ケンタロスとの先鋒対面で、高速移動のターンに影分身を積まれて大文字外してピンチだったが、大文字で火傷を引いて吹雪後ののしかかりを耐え、高速移動で先攻を取ったことで発生する大文字のターンの火傷のダメージと破壊光線で運よく殴り勝てたが、破壊光線を選ばれていたらダウンしていた。もうケンタロスとの対面はあまり信用しない方が良さそうだ。面白いポケモンではあるが、カツノリさんのようにキュウコンとケンタロス同時選出でルージュラに厚くするといったような形の方が賢く感じた。
ラプラス(ルージュラ以外の氷枠)
パルシェンの育成はできなかったが、yasuさんやカツノリさんがフリーザーを活躍させていたところを見たり、低レベルケンタロスに対してそこそこ立ち回れることを考えると低レベルのラプラスもまだまだやっていけるような気がした。ただし、ラプラス自体の選出率は高くない。
歌うは影分身に変更。吹雪の凍りから展開は勿論、1回積むだけで1/3(=相手の命中率補正2/3)の確率で相手の技をかわせるため、タイプ一致効果抜群以外の攻撃技は2発耐えてくれる微妙な耐久性能のラプラスの眠るとも相性が良いと前回のあんぐらオフのトリプルビートで実感。影分身さえ一度でも積んでおけば、受け出ししてきたルージュラに対してまだまだ反撃の余地はあるのでこれが鉄板と判断。歌うについてはフーディンの身代わりを貫通するが、影分身に対してそれほど強くなさそうなので今の所はこれで良さそう。
パルシェンについては相手に何度か使われたが、過労死し易いので、電磁波などで場を整えるなどしないと運用が難しそうだった。ケンタロスに受け出ししてのしかかりで麻痺した瞬間に殻で挟むは腐ると思った方が良い。個人的に命中率75%の殻で挟むはサイドンと対面時しか安定して打てないので電磁波で麻痺を撒ける連中とルージュラに対して受け出しできたら強めなケンタロスと組ませてこそ真価を発揮する気がする。ルージュラとの相性は微妙。マルマインvsサンダースのように影分身フリーザーのカバーができないと厳しい。
マルマイン(電気枠というか電磁波枠?)
高レベルスターミーの人気減少により出撃回数は少なかったが、フーディンに低コストで先制とって身代わり貫通して電磁波を突っ込めるのはサンダースより評価が高い。
なお、55スターミーの人気減少&前回大会第三位のERRORさんの54スターミーが結果を残した影響かレベル50のサンダースも何度か見かけたため、マルマインの出撃回数自体は多くなかった。
ラプラスやフリーザーの存在を考慮するとサンダースに変更しても良さそうなのだが、サイドンをぶん投げられたとき、受動的捨て出し狙おうとして居座れば、サイドンの影分身の起点となってしまうため、サイドン相手に背中を向けて受け出しをするしかなく、スターミー、ナッシー、ラプラス受け出しにルージュラを合わされたりするのがサンダースは弱い。
対してマルマインの場合はサイドンと対面しても能動的捨て出し大爆発ができ、相手のサイドンの影分身の起点にならず、相手がサイドン下げてルージュラぶつける出す立ち回りにマルマインの大爆発が入るとアドバンテージを取れるため、そういった立ち回りを成立させない。基本的にサンダースよりマルマインの方が強いと信じてやまない。金銀でライコウよりマルマインの方が強いのと同じ感覚。…というかスターミーが減ろうが、今後ラプラスが減ってパルシェンが増えるなら全然こいつでいい。
ルージュラ(催眠枠)
身代わりは影分身に変更。身代わりを持たせるポケモンは、食べ残しがないこの環境では体力回復技を覚えるポケモンだけだと痛感した。身代わりがあっても結局のところルージュラミラーでは影分身が最も脅威となる。ルージュラのレベルのインフレが始まっていたが、低レベルでも今回も安定して強かった。やはりケンタロスの右腕にしてこの環境で最強のポケモン。パルシェンが増えたことで電磁波の被弾を避けないといけなくなってきた。
サイドン(地面枠)
フリーザーやサンダースを1発で葬るために妥協できないこうげきに加えてサイドン人気の影響で妥協できなくなったすばやさが理想値のモノを確保して育て直した。以前使っていたものはカツノリさんに貸していた。
左:第1回ヒストリア杯使用個体
— ゴールド@初代VCヒストリア杯主催 (@Gold_PBS) October 9, 2016
右:今回のために用意した個体
左は本日カツノリさんにお貸しします。 pic.twitter.com/r0RS21aGDr
身代わりはゴッドアルスさんとの二度の対戦でその強さを教えて貰った影分身に変更。結局、全員に影分身をもたせてワンチャン残すのが最強という結論に…。マルマインはともかく、サンダースからもミラー意識で毒毒が消えつつありますし、毒を受けても当時は引っ込めれば通常の毒となり、毒のダメージは1/16で地震の最大PPと同じなので眠るは要らないですね。ラプラスでも感じたことですが、影分身を持たないポケモンが眠る使うのはこの世代ではやってはいけない。
今回は有利なポケモンがダブルエースのサンダースしかいないときに選出するか結構悩んだが、スターミーやらマルマインを採用している為、どうも相手の電気ポケモンを引き抜いてき易い模様。また、電磁波さえ仕込んでしまえば、ルージュラを対面で倒せるというのが非常に強い。今回なんだかんだでマルマインより選出したかも。
スターミー(マイナー殺し枠)
吹雪で3割で凍結のはずなのにかなり対策されてなかなか凍らないゲームになっているため、本気で使いづらくなりつつあるポケモン。…だが、電気を引き寄せる性能は高いようだ。スターミーを実際出してみるとルージュラに対して何かを残したく、電磁波や身代わりが欲しくなる場面が多々ある。ケンタロスに対しては吹雪打てば良いようで相手の手持ちにルージュラが控えている場合は小さくなるを選択せざるを得ないので、小さくなる→自己再生で戦えると割り切って、小さくなる→自己再生と10万ボルト→電磁波or身代わり、吹雪→波乗りに変更した方が良いのかもしれない。ちなみに身代わりは採用するだけでフリーザーとパルシェンに凄まじく強くなる。ミラーや対ラプラスは切る形になるが、波乗りorサイコキネシス・身代わり・小さくなる・自己再生が今後の定番でもおかしくなさそう。宮沢君の構成に近づいてるのは気のせい(?)フーディンに交換しても良いのだが、前回の第4位のとうふさんのような52地割れダグトリオで快勝していたのりすけさん相手には大活躍した。
弱点の少ないポケモンを使おう!(攻略本並感)
今回フーディンが注目されたり、キュウコンが活躍したり、そもそもケンタロスやルージュラ、マルマインが強かったりというので言えることなのですが、弱点の少ないポケモンは強いです。特に受け出しに頼らないといけないという状況になるのが大きな負け筋になる。以前解説したケンタロス→サイドン→ルージュラのように有利対面か五分を意識し、読みづらいレベルでの受け出しから切り返すのが立ち回りとして強い印象を受けました。
ちなみにマルマインやサンダースの電気連中はサイドン先鋒とかはないのですが、そういった五分の状況からサイドン出されて何も技が通らず、パルシェンやナッシーを繰り出すタイミングでルージュラぶつけられて先に展開されたりするので、電気も必ずしも強いとは言いがたくて、露骨な弱点の少ないフーディンが電磁波を撒く役としてなんだかんだで強いという共通認識があったようにも思います。
このパーティのスターミーをフーディンに変更して採用するだけでもだいぶ強くなるのではないかな…。マルマインを変更でも良いが、サンダースが寄ってこなくなる→サイドンが出しづらくなる。ただ、影分身はどちらにせよ欲しくて、電磁波を取るか、身代わりを取るかで悩ましいところがあったり、身代わり型はエスパーとの死闘の末、サイコキネシスのPPが尽きるということがあるので、その辺が難しいですね。