ポケモン初代バーチャルコンソールによる第1回ポケモンリーグ任天堂公式トーナメント再現バトルオフ『ヒストリアカップ2016*Resurrection!』無事終了致しました!客演して頂いた元アイゼンヴォルフチームのクレアさん、そらさんをはじめ、あんぐらオフスタッフの方々、撮影スタッフのタッツーさん、僕とともに試合を実況していただきましたがちゃさん、参加者のアフターケアに回って頂いた協賛サイトのかけるさんをはじめ、参加者の皆様、そして、参加はできなかったけど、宣伝・応援していただきました皆様、誠にありがとうございました。そして、初代VCのえりきゃんオフに続いてヒストリアカップのタイトルも獲得した王者ルイピカさん、おめでとうございます。
主催者無事帰宅しました。今日はみなさんありがとうございます。色々ご迷惑をおかけしておきながら、まさかの第二回が…え?あっていいの?…と少々困惑してますが、取り敢えず、今日はみなさんが満足そうに帰って頂いたようで嬉しかったです。 pic.twitter.com/nmOEkl9Y7F
— ゴールド@初代VCヒストリア杯主催 (@Gold_PBS) July 31, 2016
さて、事後更新第一弾は、参加者のみなさんの流れに乗っかって、私がヒストリアカップ用に考案・厳選・育成したパーティの紹介です。
Lv | 種族 | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 |
---|---|---|---|---|---|
55 |
ケンタロス |
のしかかり | ふぶき | かげぶんしん | はかいこうせん |
50 |
ラプラス |
ふぶき | 10まんボルト | かげぶんしん | ねむる |
50 |
マルマイン |
10まんボルト | でんじは | かげぶんしん | だいばくはつ |
50 |
ル-ジュラ |
ふぶき | サイコキネシス | あくまのキッス | みがわり |
50 |
サイドン |
じしん | いわなだれ | ふぶき | みがわり |
55 |
スタ-ミ- |
ふぶき | 10まんボルト | かげぶんしん | じこさいせい |
今回は初代VC環境のシンボルとなるような真スタンダートを組むつもりで対策側には回らず王道を貫きました。そうしたらまさかのビーン先生と打ち合わせもしてないのに技構成以外完全一致でした。笑。
d.hatena.ne.jpえりきゃんオフで相当話し込んだからな~。やっぱ、『これが初代です』ってパーティ組みにくるよね。笑。
ケンタロス Lv.55(NN:ぎゅうた)
当時の全国大会出場者達が使った4つの技構成とは異なる新型ケンタロス(※新型というよりは良いところを組み合わせたと言ったほうが正しいか)。客演していただいた当時の公式大会の関東A2代表クレアさんもそうだったが、地震の採用を切っている。実は気がついてない人もいるかもしれないが、威力100の2倍ダメージより、威力150の1.5倍ダメージの方がダメージは大きい。つまり、地震で効果抜群のダメージを与えたところで破壊光線を上回るダメージは期待できない。また、地面4倍弱点となるポケモンは初代には存在しない*1。電気ポケモンに対するファーストアタックはのしかかりで破壊光線で相手を倒せば反動は発生しない。
そうなると地震の使いどころはノーマルを半減する岩と無効化するゴーストに絞られるが、オムスターとカブトプス以外のポケモンには吹雪が有効であり、凍りの追加効果も期待できるため、そちらを積極的に使用することになる。当時は催眠術→夢喰いのコンボが使えるという理由だけでゲンガーが人気があったので地震の採用も多かったが、最悪、本来ならば同速のゲンガーの低レベル採用が多いことに目をつけて、先攻で影分身を積んで催眠術の命中を40%にし、サイコキネシスを持たない55スターミーのように吹雪で凍りを狙えば善戦できるはずだと考えた。
ちなみにのしかかりで麻痺していない電気ポケモンにリフレクターを使われた場合は地震を切ったことが裏目に出る可能性はある…が、あまりの急所率の高さゆえ、影分身以外の後ろ向きな守り技は採用される気配がなかったのも大きい。昔ならよく考えずに採用されていてもおかしくない技だが、今の仕様を知った大人ならば恐らく切ってくる技なのではなかろうかと思われる。
また、地震を切って破壊光線を採用すれば、命中率とPPが少ない分、影分身に対して弱くなる可能性もあるが、電気に対する一打目は追加効果の期待できるは命中率100%ののしかかりになるので特に気にはしなかった。勿論、これは外れても反動のある「ポケモンスタジアム2」ではやってはいけない戦法である。
さて、地震の代わりに何を採用するかだが、それも当時のクレアさんと同じである。それは影分身だ。ケンタロスは長期戦のできない…というかするまでもないポケモンのように思われるだろうが、何故採用するのか。それは影分身は破壊光線をぶっ放せば相手を倒せるという状況になったときに使うことで相手が破壊光線を読んで盾となるポケモンを繰り出すという立ち回りに対しても様子見することができるからだ。
例としてルージュラと対面した時ならば、もし、ルージュラが突っ張ってきた場合でも半々の確率で悪魔のキッスをかわせる。破壊光線を読んでマルマインやカビゴンなどを当ててきた場合でも回避率を1ランク上げた状態で敵の自爆、大爆発にプレッシャーをかけながら戦うことができる。
更に単純に吹雪で凍らせた後に使う技として相性が良く、また、1回影分身を積んでから破壊光線を打って反動があったとしても避けられる可能性があるため、採用しない理由がなかった。ケンタロスの破壊光線は自由枠ではない。破壊光線はケンタロスのための技である。自由枠は間違いなく地震である。
ケンタロス55
— クレア@7/31初代VC97オフ (@salisa0214) August 2, 2016
全国大会で負けたとき上位の方で55で活躍しているのを見てこれには勝てないと思った1匹。なのでまずこれを採用する。
のし/吹雪/分身/破壊
ゴールドさんの仰るとおりこれが結論でしょう。ルージュラに対し分身でカウンター様子見とキッス吹雪のヒット確率を抑えます。
↑お墨付き頂きました!
50マルマイン(NN:おまる)
レベル55のスターミーに低コストで勝てる唯一のポケモン。大爆発でターンカット自主退場できるのでサンダースのようにラッキーの起点にもならない。10万ボルトと大爆発は確定。電磁波は自らは対面の苦手なケンタロスに対して痺れワンチャンを狙い、後続の味方の素早さを補う技でもある。残りの技はおかしょーさんに相談して影分身に決めてもらった。
50ルージュラ(NN:まさこ)
凍らない氷ポケモンすら眠りの恐怖に陥れるポケモン。悪魔のキッスは影分身を1回先に使われても命中率が50%なので信頼できるが、受け出しした瞬間にスターミーに小さくなるを積まれてしまうと悪魔のキッスを放つターンに再度積まれて悪魔のキッスの命中率が37.5%になるので注意。
吹雪、サイコキネシス、悪魔のキッスまでは鉄板で、マルマインの破壊光線時間差硬直殺法を利用するカウンターも候補だったが、あまりにも希望的観測の側面が強かったため、マルマインの電磁波を活かせる身代わりを採用した。55ケンタロスに対してマルマインが電磁波→大爆発を決められたとしてもルージュラの吹雪では相手が麻痺するか急所に当たらない限り倒せないため、麻痺ワンチャンで身代わりは持っておきたく、眠りとも相性が良い。また、身代わりを盾にするにしろしないにしろ50ルージュラの吹雪を55ケンタロスに1発でもいれれば、55スターミーの吹雪2発で55ケンタロスを倒せる。
ちなみにこのルージュラに先制できるよりレベルの高いルージュラを相手にした時、非常に苦しくなると思ったが、その場合は55ケンタロスを相手は使えない。よって誰か適当なポケモンを眠らせてからのルージュラ受けルージュラという立ち回りが成り立ち、身代わりを貫通して悪魔のキッスを当てられるため、バランス配分のルージュラは気にしないつもりだったのだが…低レベルのケンタロスの採用もルージュラ倒すだけなら普通にアリだと大会直前に気がつき、バランスへの解答は特になく、この新型55ケンタロスで中レベルのルージュラとケンタロスを圧倒するしかないということで考えるのをやめた。
55スターミー(NN:にしきの)
小さくなるの枠は50ルージュラを確実に2発で倒せるハイドロポンプも魅力的だが、対面では急所に当たらなければ、結局、悪魔のキッスで眠らされてしまう。また、スターミーにルージュラを受け出しされるような状況に合わせてハイドロポンプを選ぶのならば、小さくなるを選んでも良いのではないかと思ったため、ハイドロポンプの採用を切って、やむをえず、えりきゃんオフの時にハイドロポンプの代わりに忘れさせていた小さくなるの下位互換の影分身を泣く泣く採用している。大した追加効果もなく、命中率も不安定なので採用する必要はないと判断。ちなみに補足として55の10万ボルトで50ルージュラの身代わりは確実に破壊できる。今回はえりきゃんオフの影響でかなり対策されたようであまり活躍してなかったご様子。
ラプラス Lv.50(NN:ぱうわう)
まず、以上の基本選出では55フリーザーが結構重くなる。スターミーで抵抗できないこともないため、それほど神経質になる必要はないのかもしれないが、レベル51までのルージュラがこれに抜かれてしまい、捨て身タックル→破壊光線で倒れてしまうため、フリーザーサイドの誰かをルージュラが仮に眠らせたとしても重複催眠禁止のルールを縦に受け出しから殴り負けてしまう。そこで素直にラプラスを採用したプレイヤーは多いはずである。実際、人気ポケモンの中ではサンダース以外に致命的に弱いポケモンが存在せず、えりきゃんオフ準優勝のビーンさんも使いやすかったとラプラスの評価は概ね好評であった。また、万一、マルマインを出されても善戦できると思ったため、採用した。
技構成は吹雪、10万ボルトまでは確定、以上の技構成2つ埋めたフリーザーに勝てれば充分で自由枠だったが、これはおかしょーさんの意見を聞いて歌うと眠るとした。歌うはルージュラの身代わりも貫通するが、物真似フリーザーに受け出ししたときに半々の確率で不利になりかねないので今後は影分身&眠るやのしかかりなどに変更する可能性もあるし、ケンタロスとの同時採用はできないが、バランスのケンタロスに受け出しから勝てる55にする可能性も十分にある。
サイドン(HN:ごんすけ)
最後はサンダースの対策が必要不可欠。何故ならマルマインを受け出ししたところで影分身と眠るで返り討ちに合ってしまうからだ。また、新型のケンタロスも地震不採用なのでサンダースがかなり辛い。そのため、影分身と眠るを使うタイプだとリスクを負わせられるようなポケモンの採用が求められていた。最後の最後まで吹雪に弱すぎる地面の採用については迷っていたが、それは遅いラッキーもナッシーも同じだった。おかしょーさんと相談の上、ツモっていた妥協サイドンを採用した。ニドキングは厳選してなかったため採用すらできなかったが、努力値溜めの都合でLv.50よりも高いレベルで使われるフリーザーに先制されることは多いはずなのでサイドンで良かったように思われる。 幸いにも物理攻撃力はMAXなので52フリーザーは岩雪崩で1発で落とせるため、ビーンさんから聞いたフリーザー対ラプラス対面でフリーザーに我慢をされても、我慢を見た瞬間にサイドンにひいて岩雪崩で殺すという立ち回りができる。これについては直前に採用したため、そこまで気がつかなかった。流石、先月の参加者の中でも一番研究熱心だったビーンさんである。
…で使い心地は?
ちなみに私は今回は対戦参加はせず、初代VCのメインロムが入っていた3DSを置き引きの被害にあって惜しくも出場を断念せざるをえなくなったおかしょーさんに使用予定だったパーティを使ってもらいました。おかしょーさんが熱心に費やした時間を決して無駄にはして欲しくなかったですからね。でも、ちょっとプレッシャーになったかな…(^^;
open.mixi.jpそうしたら、なんと、おかしょーさん、フシギバナブロックの予選を1位抜けしてくれました!しかし、準々決勝でHGタケシを手にしたERROR先生のスターフォックス54(54スターミーフーディン)構築に敗れてしまいました。惜しい。でも、構築を組んだものとしては嬉しいですね。(『やっぱり わたしは てんさい だ 』)よく頑張ってくれました。私としては大満足です。
さて、今日の更新は自分の構築記事だけです。ビーンさんもほぼ同じなのでどんな内容なのか気になるところ。第二回はこのパーティは一旦解体すると思います。今度こそは対戦参加しなよとシグさんに言われたし、えりきゃんオフでのビーンさんやおかしょーさんへのリベンジマッチもしたいので、次回は私も優勝候補の一人として参加します!次回もサンムーン発売以降になりそうですが、みなさん宜しくお願いします!
*1:初代に鋼は存在しないので、コイル・レアコイルはただの電気ポケモン