『ヒストリアカップV - Marvelous Combination!』お疲れさまでした。いつも通りキャラランクの更新…というかただの感想に近い。
SSS(1強)
カビゴン
いつも通り文句なしの最強…ですけど、《うら》をやった後なので地割れがあることについて絞って解説します。
低レベルの地割れ自爆カビゴンについてはオーバーアドバンテージを期待するあまり本来持っている広範囲への相打ち性能を犠牲にしているため、思ったほど強くはありません。
例えば、地割れを覚えさせて地震を不採用にしてしまうと自分よりもレベルの高いバンギラス、オムスター、ゲンガーに急ブレーキのかかる技構成になったり、ゴーストの処理が不安定になったりします。これでは自爆に強いエースの起点となるだけです。地割れは低レベルの硬いポケモンの光の粉の影響も馬鹿にできず、普通に地震採用した方が強いと感じられる場面は多かったのではないかと思います。
一方、レベル55の地割れについては飛行以外では交代で安全に対応することができません。外したときのリスクがなく、フリーになる状況が続けばとても高い決定力を発揮することができます。ただ、決勝戦の通り、麻痺や混乱を受けると途端に選択するのが躊躇われる技なので思考停止で強いということはないです。あくまでも最後の切り札。
使っていて思ったことは普通の55鈍いカビゴンなどと比較すると先手の取れる50自爆カビゴンを1/3の確率を引き当てて自爆の相打ちを阻止して一方的に倒せるという状況に持っていけるところがなかなかにズルく、自爆してくるのかしてこないのか?こちらはムウマに引くべきか否か…なんていうやや不利な2択を迫られる時が高レベルカビゴン使用時にあったりするかと思うのですが、そういった駆け引きの時に先手さえ取れればたとえ読み負けても強く出れる技として使えるところが強力だと思いました。
だからと言ってこの対戦環境では地割れが最強ということはありません。55寝言鈍い捨て身タックルではないということは50の眠り粉大爆発ナッシーなどでも突破しやすくなるので、ケンタロスよりも対策が厄介と感じてはいません。
SS(4強)
ムウマ
地割れがあるおかげでカビゴンに出しても安定した活躍が望めないが、ニドキング以外の55角ドリルに総じて強い点が高評価。身代わり貼られようが影分身積まれようが一度は流せるというのは偉すぎる。シャドーボール持ちは流石に無理だが、ムウマ対策ムウマとしてぶん投げることも可能。
ガラガラ
パルシェン台頭の影響もあって大きくKPを落としています。《うら》で活躍したKattさんのメロメロ身代わりサンダースがサンダーエース相手に大活躍したこともあり、それに強い骨ブーメランを採用したガラガラも多かったようです。ハガネールの方が使い勝手は掴み易いですが、ムウマ対策としてぶん投げるには電磁砲の麻痺による事故もなく、カビゴンにしっかり先手を取ってその脅威となるところで評価をあげています。今回の決勝戦でもありましたが、低レベルであることで高レベルカビゴンを倒しきれなくても後続の特殊エースの射程圏内まで削り切れるパワーがあるところが偉い。多くのポケモンは倒しきれないと眠るで回復されたりするので困るのですが、カビゴンはこの環境の中でも最も遅い部類に入り、後続のポケモンで先手が取り易いので致命傷を与えること自体に意味があるというのがポイントですね。短期戦で戦える55での高速移動バトンタッチ→剣の舞による展開も、一撃必殺技の試行を許さずに戦えるため、評価は高め。
パルシェン
『ヒストリアカップ』はどうせ厳選に時間をかけるのなら…という想いからか、50ガラガラでも容赦無くナッシーに目覚めるパワー虫が飛んでくるので、安心して出せるガラガラ対策ということで人気があったようです。
『ヒストリアカップ 《うら》』の3位決定戦[カイソvsビーン]の初手50パルシェンと50ナッシー対面で眠り粉でも突っ張れる奇跡の実装備のパルシェンが今後増えるかと思ったら全然違っていて、寧ろめざ草ナッシーが出てくるようになった。
こうなるとパルシェンで居座れなくなり、ナッシーに先手の取れるパルシェンを受け出すという立ち回りも安定しなくなる。
一撃必殺技が使える環境下ではカビゴンから地割れが飛んでくるので、のしかかりの麻痺を回復できることはそれほど大きな意味を持たず、撒きびしとか鈍いとか悠長なことはやってられないのですが、リフレクターはその中でもこの対戦環境ではまだマシで貼った直後に地割れで瀕死になった時はリフレクター→大爆発と動くより、味方に1ターン長く壁が残る。50カビゴンの地割れ自爆や50ハガネールの地割れ大爆発で数的有利を取ろうとする動きについては、55カビゴンをぶん投げて相手の一撃必殺を一方的に封じた上で、リフレクターで自爆による相打ちを防いだ上で地割れで反撃を狙う流れを組むことができる。これが50自爆地割れカビゴンがあまり強くないと思った理由でもある。
S+(5強)
ナッシー
55鈍い地割れカビゴンが恐ろしいとは言え、55鈍い寝言カビゴンではないというところがポイントで、眠り粉と大爆発を持たせれば有利に立ち回ることができる。眠りの持続ターンも「ポケモンスタジアム金銀」より長い。ミラー意識のめざ虫は勿論、HPの実数値(個体値)でバレないめざ草も強力で奇跡の実装備のパルシェンが本来優位に立てる状況がかなり変わります。
S(8強)
サンダー
威張る身代わり食べ残しのような構成は減ってますが、普通に一撃必殺技有でも身代わりスターミーのケアさえできていれば強いと思います。ただ、ナッシーの眠り粉の眠りの持続ターンが長すぎるので、どこかに寝言を入れないとなるとサンダーに寝てもらうしかないということもあって55寝言も多かったですね。このランクの中では技構成次第でまだスターミーに勝てるポケモンなので今後色々変化がありそう。
ちなみに前回55威張る身代わりサンダーと50自爆カビゴン使ってる時から感じていることですが、50電磁波サンダーもなんだかんだ強かったですね。地割れに怯えずに電磁波やリフレクターをカビゴンの前で使えるところは同じ低レベルのスターミーより偉いなと思いました。
ミルタンク
こちらも激減しましたが、影分身丸くなる転がるという技構成が無理なく一撃必殺技に強いところが優秀ですね。そのかわり滅びゴーストポケモンも蔓延していますが…。ガラガラよりもハガネールに人気が集中することが分かっていたためか、鈍い影分身のような技構成はあまりいませんでしたね。
バンギラス
今大会の55エースポケモンで一番人気のポケモン。地震や爆裂パンチと地割れを同時採用しない50自爆カビゴンなんかを止められたり、ナッシーやパルシェンのような爆弾連中に強かったりで結構いたようです。スイクン以外には追加効果を期待すれば、それなりにチャンスを作り易く、扱いやすいと感じる人が多かったのではないでしょうか。
S-(10強)
マルマイン
何故『ヒストリアカップ』では金銀になってもこいつのKPが高いままのか。ドーブルなり、ガラガラなり、カビゴンの身代わりによる嵌め展開なり、展開構築には必須なポケモン。低レベルでもスターミーに強いということで次回も人気高そうですね…。
スターミー
今大会大人気だったポケモン。低レベルの電磁波&リフレクターより角ドリルケンタロスに先手が取れる高レベルの怪しい光身代わりが今大会で使用者4人中3人が予選抜け。なんだかんだ高レベルのサンダー、ミルタンク、バンギラスぐらいならそれなりに戦えるポテンシャルを持ったポケモンであり、今後の50カビゴン軸構築を大きく見直さなければならないポケモンではありそうです。
A+(12強)
ケンタロス
一撃必殺技有と聞くと普段その形式に慣れてない人が思考停止で強いと勘違いしてやまないポケモン。今回はこのポケモンに依存しすぎた方が第4回の予選で散々な結果になったこともあり、大きくKPを落としました。…がそれでも仮想敵として常に意識していないといけないポケモンであることは確かなので現状この辺りでしょうか。
ドーブル
マルマインの援護を1番美味しく受けるポケモンかもしれません。ハサミギロチンも強力でカウンターは無効、高速移動→バトンタッチ→ガラガラ(剣の舞or腹太鼓)と動かれるとムウマでは対応できないため、実に厄介。今回KPは1ですが2度ミーサさんが予選抜けしているのも納得。
A(16強)
フシギバナ
ケンタロスにさえ出さなければブラッキーよりマシ。角ドリルのオムスターやラプラスあたりと有利に戦えるのは偉い。ただし、眠り粉を打てないとき、カビゴンに地割れの試行回数稼がれるのがナッシーよりも苦しいところ。
カイリキー
スイクン採用しないでバンギラス対策しようと思ったらこれしかない。一撃必殺技を覚えるポケモンはカイリューを除いて概ねに有利に戦えるのも頼もしい。
ファイヤー
地割れカビゴンがいる環境下でそれを気にせずに戦えるため、低レベル採用でも高レベル採用でも評価が高い。ナッシーやハガネールに強いところも偉い。選出はされてないがスクリーンの選出画面には今の所毎回出てきているポケモン。
ハガネール
もともとの大爆発の相打ち才能がカビゴンほど高くないが、低レベルハガネールの地割れ大爆発も地震を切って地割れのみとすると高レベルのゲンガーなり、ライコウなどの電気なりに弱くなってしまうのは考え物で素直に【地震/毒毒/吠える/大爆発】でも強そうだと思いました。地割れを選べるチャンスは多いほうですが、環境に多いムウマを起点に打ちたくても、黒い眼差し滅びの歌守るを警戒すると吠えるしか選べません。また、地震はハガネールミラーでも役に立つのでなんだかんだあった方が便利だなと感じました。
A-(20強)
ゲンガー
地震不採用の低レベル地割れハガネールにとって嫌なポケモンですが、フルアタックの技構成でも大してパワーがないので55地割れカビゴンの起点になります。どちらかといったら【ナイトヘッド(地球投げ)/恨み/怪しい光/身代わり@食べ残し】とかで55カビゴンに地割れを持たせたことを後悔させるぐらいの詰め方をしないと驚異的な存在にとはなり得ない。1割の凍結など一撃必殺技の前では所詮無力。
サンダース
クリスタルバージョンの教え技のおかげで甘えると10万ボルトの併用が可能になりました。低レベルの【10万ボルト/甘える/砂かけ/眠る】といった技構成が可能になります。砂かけは影分身同様地割れなどの一撃必殺技の対策にもなります。金銀で超高速周回できる技マシン31で覚えられる泥かけでも対策は可能ですが、砂かけはサンダーやファイヤーのような飛行ポケモンにも効果があります。また、《うら》で活躍したKattさんのメロメロ身代わり噛み付くサンダースや威張る身代わりサンダースも一撃必殺技全般に強く、地面不採用の50カビゴン軸に強い。
ライコウ
きょねん より ずっと きれいに なった ▼
サンダースより火力は若干程度なのでスターミーと同速をどう見るかですが、サンダースと違ってエレブーやデンリュウの脅威になるところが偉いですね。
スイクン
蔓延しているフルアタックのバンギラスを受け出しから安定して止められるのはこいつだけ。ただし、カビゴンに対しても背中を向けます。裏にムウマやハガネールなどを控えさせておくと50カビゴンの自爆を牽制しながら(最悪光の粉で自爆地割れをかわすか冷凍ビームで凍らせる)居座れる。だから地割れがあろうがこいつと戦うには低レベルカビゴンに鈍いが必要。
B+(30強)
リザードン
今大会初参加で予選1位抜けしたタコトプスさんの腹太鼓めざ格型の活躍が気になりますが、前回ルイピカさんが使ったメロメロ身代わりも面白いなと感じています。ファイヤーと同じで55カビゴンの地割れをかわしながら戦えるのは偉いですね。
ニドキング
ムウマで対応できない角ドリラー。Sは同じだけど相手が55だと先手が取れない。だから受け出しでの処理ができない。しかし、ケンタロスとの対面にイマイチ強くない。
ゴローニャ
今大会KP0。地割れ大爆発とかするなら55でこのポケモンでやるのがオススメ。カウンターを持たない50地割れカビゴンなら起点にして地割れ打ち放題。このレベルなら回復アイテム装備で55めざ氷サンダーにも対面で殴り勝てます。おまけに55にすると大爆発の火力も50の自爆カビゴンと同じになります。
エレブー
今大会はデンリュウ優勝ですが、パルシェンやバンギラスに先手が取れるところでデンリュウよりは動かしやすいと思います。ライコウプレイヤーが厳選の都合上、まだまだ少ないというところも追い風か。
ラプラス
パルシェンが増えるのでまだまだ人気があるかなと思ってましたが、バンギラスが目の上のたん瘤だったり、ムウマで流されるからかあまりいませんでしたね。パーティに寝言役も欲しいのでハイドロポンプ&角ドリルの方が強いかもしれませんね。
オムスター
パルシェンが台頭してもう少し増えると思ったらKP1でした。しかし、ちゃっかりスクリーンには映るという…。個人的に50より55黒い霧角ドリルの方が評価が高いです。
カイリュー
…格闘に強い一撃必殺技使いですけどあまりいませんね。
バクフーン
55サンダーとの対面だけならエンテイの方が優秀ですが、55カビゴンが鈍い寝言ではなく、鈍い地割れもいるならば、55カビゴンの隣の50スターミーを処理しやすい雷パンチがあることが優秀でエンテイよりも評価を高くした。
ヘラクロス
バンギラス&カビゴン&ナッシーなど刺さる選出には刺さるポケモン。
ヘルガー
ナッシーやムウマ人気でそこそこいたようですね。ムウマの電磁砲で麻痺すると死ぬので個人的には追い討ちに拘らず、噛み砕く大文字寝言眠るの方が好きですね。
B(40強)
ピクシー
タコトプスさんにランクを上げろとタコトプスさんに脅迫されたのでランクを上げました。このポケモンで敢えてプレゼントする理由が強力なのかは試合を見ていないのでわかりませんが、甘えるとアンコールで無理矢理相手を交代に追い込んでプレゼント決めていたようです。普通の腹太鼓恩返しはムウマやバンギラスが多いのでやや決めづらい状況にあるかもしれない。
フーディン
ケンタロスやエレブーに対して強め。ただし、今回の決勝戦のデンリュウように電磁波があるとどうしようもない。スターミーが増えてきたことも向かい風。
ウツボット
クリスタル配信前までは50でもやっていけないことはなかったのですが、撒きびしを獲得したパルシェンの増加とそれに強いバンギラスの増加でレベルは上げて採用したいところ。レベル55だとレベル50のフシギバナにも先手が取れるので眠り粉で相手を眠らせて剣の舞ヘドロ爆弾の方が今は強力。
ヤドラン
50カビゴンののしかかり、50ナッシーのめざ虫、50パルシェンの冷凍ビームで身代わりの壊れない55型がとても偉い。身代わりカビゴンと違って身代わりを盾にしてナッシーパルシェンに電磁波で確実に麻痺を入れられるのが偉く、ミルタンクともそこそこ戦える。勿論、冷凍ビーム地割れ寝言眠るも強力。
サイドン
ゴローニャと違って使用者がいました。
デンリュウ
今大会の主役。55にしてもパルシェンやバンギラスに先手が取れないため、エレブーと比べると万人向けではないが、電磁波&爆裂パンチに非常に困った。炎のパンチも低レベルのナッシーや地割れの強力なハガネールに対して強く、思いの外、活躍してくれたのではないかと思われる。
ヌオー
55カビゴンに先手の取られる50で個人的に採用したくないポケモンだが、50でこれを採用している人が何人かいる。50カビゴン軸にだけ出すということなのかもしれない。
ブラッキー
一撃必殺技のある対戦環境ではKP1。ルイピカさんが今回使ったように影分身を絡めていくのがこの対戦環境では正解のように思われる。ただ、個人的には55で採用したく、自爆カビゴンののしかかり、ナッシーのめざ虫、パルシェンの冷凍ビームを身代わりが耐えて起点にしたい。
ハッサム
高レベルでは今のところ使われていないが、身代わりを持つと低レベルのカビゴン、ナッシー、パルシェンに凄まじく強くなる。ただし、現状地割れ大文字の自爆カビゴンが多い為かあまり見かけない。
ポリゴン2
前世はポン・デ・ライオンと噂のポケモン。
B-(50強)
気が向いたら書きます。
カメックス
ルージュラ
シャワーズ
フリーザー
ワタッコ
フォレトス
イノムー
ハピナス
エアームド
エンテイ