ルージュラの単体解説動画を作成したら久々思考の整理したくなったので、VC配信から10年の節目ということで、久々に第1世代の対戦環境の主観ランクを作成することにしてみた。

査定ルール
まず、大前提として、『ニンテンドウカップ97』の公式大会開催当時の対戦環境と概ね同等の環境(コロシアム・吹雪凍結無制限・重複催眠禁止)で査定する。
ただし、非同期回避のため、当時未発売のピカチュウバージョン同士での対戦を想定する。1998年発売以降の『ポケモンスタジアム』シリーズや『金銀』『クリスタルバージョン』で習得した技は考慮しないものとする。
また、当時の試合時間20分ルールは一旦考慮しないものとする。
評価において重視したこと
第2世代以降の対戦環境と比べて、『通常急所率』、『追加効果の発動率』、『命中率と回避率の補正倍率』、『眠りの継続ターン』などの上振れ要素の振り幅が大きく、受け出しからの安定した対処というものがほぼ不可能であることが本作の対戦環境の大きな特徴である。
これらの『上振れ要素とのステータス的な相性』や、吹雪で凍らないなどの『下振れ要素の少なさ』をきちんと加味した上での対面性能の高さと、砂かけやターンカット大爆発、或いは電磁波などによって後続の味方に逆転を託せる『起点回避性能の高さ』を主に評価するようにしている。
また、このゲームはキャラプールが狭く、同じポケモン同士のミラーマッチがしはしば起こりうる。これと自身の属性で半減されがちな特殊ポケモンが環境的に強く、影分身(+眠る)が強すぎる故、試合が膠着しがちなのである。
ポケモンの個別評価をする際にミラーマッチを評価することをついつい忘れてしまいがちだが、特に本作ではミラーマッチをスピーディーに片付けられるかと言った点もある程度評価している。
SSS
ルージュラ

- 吹雪/サイコキネシス/悪魔のキッス/影分身
- サイコキネシス/悪魔のキッス/影分身/眠る
初代対戦の象徴的存在。最大7ターンの行動不能を可能にする悪魔のキッスによる圧倒的な対面性能の高さと、吹雪とサイコキネシスの追加効果の高さ、そして、それなりに高い急所率によって安易な受け出しを許させない。
「ニンテンドウカップ2000」においてカビゴンが毎試合選出されているように、ニンテンドウカップ97においてはルージュラが毎回選出されるレベルのポケモンだと個人的には思っていたのだが、55ルージュラなんてものが後年台頭するようになったようだ。
自爆でレベル差に関係なく相打ちの狙える金銀の50カビゴンとは違って、初代のルージュラはレベルの差がミラーマッチに大きく影響するので確かに強いのかもしれない。ただ、それでも電磁波の麻痺を容易く対策できるような環境でもないので、そこら辺のケアまで考えるとサイドンを組み合わせないとなんかダメそうで、気がついたらケンタロスにクソ弱いみたいな選出になりそうなところはやや気になる。
SS
ケンタロス

- のしかかり/吹雪/影分身/破壊光線
- のしかかり/影分身/身代わり/眠る
レベル差を大きく離せば、ルージュラを破壊光線でワンパンできることも偉いと言えば偉いのだが、50ケンタロスが台頭するようになってからはそう言った側面よりも、オールラウンドに満遍なく戦えそうな雰囲気を醸し出しているが故の釣り出し交換などがされづらさに強みを感じる。
それ故にルージュラとは違って先発も任せられるイメージがあり、相手を倒せば破壊光線の反動リスクを負わないと言う第1世代特有の仕様を活かす上でも、満を辞して登場するよりかは、先発での活躍の方が望ましいのではないかと感じられるポケモンである。逆に影分身と身代わりで持久戦に振るなら後発でも強そうな印象がある。
S
スターミー
- 吹雪/10万ボルト/小さくなる/自己再生
- サイコキネシス/吹雪/10万ボルト/小さくなる
- サイコキネシス/10万ボルト/小さくなる/自己再生
- サイコキネシス/波乗り/電磁波/小さくなる
ルージュラやケンタロスに見た目強そうな顔をしているが、追加効果の吹雪で3割で凍るし、奇跡の実(ラムの実)は持てないし、悪魔のキッスは身代わりを貫通するはで安定しない。
吹雪を覚えるポケモンの中でケンタロスを抜いて最速であり、対策の手を少しでも緩めると従来型の【吹雪/10万ボルト/小さくなる/自己再生】に上振れ次第で滅茶苦茶暴れられてしまう。
また、優秀な技を多数覚えるポケモンではありながらも技スペースが微妙に足りないポケモンでもあるが、思い切った吹雪切りや自己再生切りも悪くないと思う。その枠をサイコキネシスや波乗り、電磁波にするのは大いに有りだと思う。
A+
マルマイン

- 10万ボルト/電磁波/影分身/大爆発
- 10万ボルト/電磁波/毒毒/大爆発
個人的には低レベルで55スターミーに先手が取れる(→吹雪被弾前に電磁波を仕掛けられる)ということが滅茶苦茶重要であり、マルマイン1匹ではなく、選出単位で55スターミーに圧をかけられるかどうかと言ったことがそもそも重要に感じられる。
電磁波と大爆発で最低限の起点回避性能はあり、第3世代まで命中率70%の命中不安のフラッシュはあまり評価していない。影分身は電磁波使用後に麻痺の累積効果を発生させるために必要となる場面がある。
サンダース

- 10万ボルト/電磁波/影分身/眠る
- 10万ボルト/ミサイル針/電磁波/砂かけ
不利対面で地面や草ポケモンを受け出すという安直な行動は、ルージュラを釣り出し交換されてアドバンテージを取られかねないため、電気対策には電気ポケモンを当てるのが良いというのが我々が当時導き出した結論であり、そういった事情から電気ポケモンミラー最強格のサンダースを評価していた側面がある。
しかし、低レベルの砂かけ型もそれなりに強く、後続の味方の影分身による展開を援護することができる。ちなみにダグトリオやフーディンと組まされているサンダースはほぼミサイル針持ってると見て良いと思う。
ダグトリオ

- 地割れ/地震/影分身/身代わり
電気ポケモンに対するダグトリオの受け出しに、スターミー、ルージュラやラプラスへの釣り出し交換を合わせられたとしても、最悪地割れなり、影分身で一矢報いることができる点でサイドンよりも評価が高い。真の安定が存在しないこのゲームではそういったレバガチャ性能もある程度評価に入れておきたい。
ちなみにこの時代の身代わりは毒(猛毒)と混乱と宿木の種以外の状態異常にする変化技は貫通してしまい、食べ残しもないので第2世代以降と比べると使い勝手が悪いのだが、食べ残しがなくても身代わりが使いやすく、おまけに電磁波が効かないため、とても相性が良い。
A
ゲンガー

- 10万ボルト/サイコキネシス/催眠術/大爆発
ケンタロスの攻撃技から地震が定番でなくなったことで、いくらか使いやすくなったかのように見えるが、それでも吹雪で凍るときは凍る。
ケンタロスの吹雪を引き付けて、ラプラスやパルシェンなどに入れ替える立ち回りができるとなかなか強そうに思うのだが、それらのポケモンとゲンガーの催眠術の相性があまり良くないようにも感じられるのが難。
マルマインと違って、同レベルのルージュラを大爆発でワンパンできる点はなかなか頼もしい。
フーディン

- サイコキネシス/影分身/自己再生/身代わり
- サイコキネシス/電磁波/自己再生/身代わり
サイコキネシス以外の打点に乏しく評価の難しいポケモンだが、ラプラスと弱点の被らないエスパー耐性ポケモンとして相性が良いと感じられる。つまり、吹雪の採用を切っているルージュラに対して出せる可能性がある。
ナッシー

- サイコキネシス/痺れ粉/眠り粉/眠る
フーディンのストッパーであり、ミサイル針を持たないサンダースに強く、ダグトリオの身代わりに対して痺れ粉を貫通させて地割れを封殺できる点を高く評価していた。ただし、先制の爪も存在しないので、ルージュラなどの氷ポケモンに不利対面を取るとほぼ何もできないのは滅茶苦茶厳しい。
ラプラス

- 吹雪/10万ボルト/影分身/眠る
ケンタロスミラーやゲンガーに対するケンタロスの吹雪or影分身を読んで着地できると強い。ただし、眠る採用型のルージュラが台頭してきたようなので若干評価を下げた。すばやさが遅く、急所率が低いので膠着を打開する手段に乏しい。
A-
サイドン

- 地震/岩雪崩/吹雪/影分身
低レベル採用の地面ポケモンとしてはなんだかんだ評価が高い。
パルシェン

- 吹雪/殻で挟む/影分身/眠る
55ラプラスがテンプレのため、50で採用できないところが歯痒い。殻で挟むがあっても55ラプラスの代わりにはなれないため、この辺の評価。
フリーザー

- 吹雪/つつく/影分身/眠る
ポケモンリーグ2005全国大会チャンピオンのリバースさんが第2回と第3回の『ヒストリアカップ』で使っていた、つつく採用型の影分身フリーザーが今頃注目されているらしいが、ラプラス単体のPPは枯らせても、ルージュラとラプラス(パルシェン)の2枚で交替を繰り返されるとその間PPを消耗するのはフリーザーなので、そこをどう見るか次第な気がする。
B
ドククラゲ

- 吹雪/撒き付く/影分身/眠る
55ルージュラ(+電磁波回避用のサイドン)のような並びにとても強くて良いと思う。ルージュラの処理速度を高めるために破壊光線採用も一考の余地あり。
キュウコン

- 大文字/火炎放射/炎の渦/影分身
ドククラゲと違って電気弱点を持たないが、サイドンには弱め。
ファイヤー

- 大文字/炎の渦/高速移動/影分身
55ルージュラの台頭は厳しいが、高速移動が使える点は評価できる。
C
フシギバナ

- 葉っぱカッター/宿木の種/毒毒/眠り粉
サンダー

- 10万ボルト/ドリル嘴/電磁波/影分身
- ドリル嘴/身代わり/影分身/眠る
ラッキー

- 吹雪/10万ボルト/身代わり/タマゴ産み
ニドキング

- 地震/吹雪/角ドリル/影分身
55採用で50ルージュラに先手が取れ、角ドリルで一矢報いることができる点でサイドンより評価が高い。
D
ペルシアン

- 切り裂く/影分身/身代わり/眠る
カビゴン

ウツボット

- 葉っぱカッター/撒き付く/痺れ粉/影分身
ギャロップ

- 大文字/角ドリル/炎の渦/高速移動