今大会の雑感です。ただし、今回は自分が対戦参加していないので、記述は控えめです(随時追記するかも)。
ちなみにこれまで計6回同じルールを続けて参りましたので、次回大会ではルール変更を実施する予定です。来年の『第10回ヒストリアカップ』では、今回の対戦ルールとは別の新たなルールでの開催を現在検討しています。
ベースは厳選個体を一部流用できるよう『ニンテンドウカップ2000』で考えておりますが、単純に一撃必殺技だけを禁止にするつもりはありません。ただし、ケンタロスの角ドリルや地割れ、カビゴンやカイリキー、カイリューなどの地割れは使えなくなりますが、ニドキングやサイドン、アズマオウ、キングラー、カイロス、グライガーなどは引き続き一撃必殺技が使用できる予定です。ルールが煮詰まりましたら、改めて発表したいと思います。
多分みなさんの通常の『ニンテンドウカップ2000』のプレイングの向上にも滅茶苦茶繋がるルールになるんじゃないかなと思っています。続報をお待ちください。
- 1位:カビゴン(決勝進出者使用率:100.0%)
- 2位:サンダー(決勝進出者使用率:62.5%)
- 3位:ムウマ(決勝進出者使用率:50.0%)
- 4位:ガラガラ(決勝進出者使用率:62.5%)
- 5位:パルシェン(決勝進出者使用率:50.0%)
- 5位:スターミー(決勝進出者使用率:25.0%)
- 5位:ケンタロス(決勝進出者使用率:37.5%)
- 5位:ハガネール(決勝進出者使用率:37.5%)
- 9位:ナッシー(決勝進出者使用率:12.5%)
- 10位:カイリキー(決勝進出者使用率:25.0%)
- 11位:エアームド(決勝進出者使用率:12.5%)
- 12位:フシギバナ(決勝進出者使用率:12.5%)
- 12位:ヘラクロス
- 12位:ミルタンク(決勝進出者使用率:12.5%)
- 12位:ライコウ(決勝進出者使用率:12.5%)
- 16位:カメックス
- 16位:ゴローニャ
- 16位:ゲンガー
- 16位:マルマイン(決勝進出者使用率:12.5%)
- 16位:シャワーズ(決勝進出者使用率:12.5%)
- 16位:カイリュー(決勝進出者使用率:12.5%)
- 16位:ドーブル
- 16位:バクフーン
- 16位:ハピナス
- 16位:スイクン
- 26位:レアコイル(決勝進出者使用率:12.5%)
- 26位:ガルーラ
- 26位:ファイヤー
- 26位:ネイティオ(決勝進出者使用率:12.5%)
- 26位:デンリュウ
- 26位:ブラッキー
- 26位:ポリゴン2(決勝進出者使用率:12.5%)
- 圏外:フーディン
- 圏外:エレブー
- 圏外:ラプラス
- 圏外:サンダース
- 圏外:ヌオー
- 圏外:ハッサム
- 圏外:ヘルガー
- 圏外:バンギラス
1位:カビゴン(決勝進出者使用率:100.0%)
(歴代ヒストリア杯使用率推移:86.5%→83.3%→90.3%→91.7%→91.4%→91.7%)
KP不動の1位。55カビゴンに関しては激減したものの、全勝かつ準優勝のたこさんが実績を残されているので、単純に弱いというわけでもなさそう。
2位:サンダー(決勝進出者使用率:62.5%)
(歴代ヒストリア杯使用率推移:37.8%→36.7%→48.4%→50.0%→57.1%→58.3%)
今大会でも55エースの中でKP1位。これまで第6回、第8回、第9回と優勝実績が最もあるエースポケモンで、ニンテンドウカップ2000において最強のエースポケモンであると言わざるを得ない。今大会の傾向として、55サンダーの10万ボルトの採用が雷を上回っており、その採用率は55サンダーの使用者9名中6名であった。また、後述の身代わり持ちの55ケンタロスや55スターミーなどの増加も影響しているのか、雷を採用した方は残念ながら結果が伴わなかったようである。正直な所、威張る身代わり型ですら、混乱自傷を考慮すると10万ボルトで良いまであるとすら思う。
3位:ムウマ(決勝進出者使用率:50.0%)
(歴代ヒストリア杯使用率推移:40.5%→40.0%→48.4%→50.0%→45.7%→45.8%)
ムウマの単体解説の動画で解説した通りですが、テンプレの電磁砲は55カビゴン専用のような気がする。それ以外は怪しい光と毒毒でも良いのかなと言う気がする。いずれにしても滅びの歌さえあれば、最低限ケンタロスの身代わりには対応できる。
4位:ガラガラ(決勝進出者使用率:62.5%)
(歴代ヒストリア杯使用率推移:35.1%→13.3%→22.6%→12.5%→22.9%→41.7%)
前回大会の『第8回ヒストリアカップ』と比べると使用率の増加幅が2番目に高いポケモン。決勝進出者の使用率も高く、『ヒストリアカップ』で人気のあるハガネールやムウマにはそれなりに強かったのではないかと思われる。
5位:パルシェン(決勝進出者使用率:50.0%)
(歴代ヒストリア杯使用率推移:8.1%→33.3%→25.8%→37.5%→31.4%→33.3%)
サイクル寄りの構築にも採用しやすく、構築の方向性をあまり選ばないという点でナッシーよりも個人的な評価は高め。
5位:スターミー(決勝進出者使用率:25.0%)
(歴代ヒストリア杯使用率推移:27.0%→43.3%→48.4%→29.2%→31.4%→33.3%)
今大会ではケンタロス対策になる【波乗り/サイコキネシス/怪しい光/身代わり@食べ残し】の1192さんが以前使っていた55スターミーの採用が6匹とかなり多かったが、前回大会の雑感記事の通り、
パルシェン交換に対する釣り出し交換などをきちんと事前に想定した上で構築が組めないと難しそうであるように感じた。少なくとも55サンダーのメインウェポンが雷であることに最初から期待して、55サンダーの真正面から身代わりを貼って展開するような動きは強くなく、今後は更に10万ボルトであっさり負けることも増えると思われる。
1年前のこの予測がそのまま的中した形となった。
5位:ケンタロス(決勝進出者使用率:37.5%)
(歴代ヒストリア杯使用率推移:37.8%→13.3%→19.4%→16.7%→14.3%→33.3%)
最強ではなく、最恐の害悪ポケモン。今大会で漸く優勝することが叶ったが、『ヒストリアカップ』のスクリーンにおいて、これまで活躍することはなかった。個人的には、安定択の存在しないポケモンという印象で、リスクとか気にせずに気合で角ドリル打つしかないポケモンなんだろうなと感じた。
5位:ハガネール(決勝進出者使用率:37.5%)
(歴代ヒストリア杯使用率推移:18.9%→16.7%→19.4%→20.8%→25.7%→33.3%)
今回ガラガラにKPが抜かれたものの、『ヒストリアカップ』では依然として人気のある地面ポケモン。大文字や火炎放射を覚えさせたカビゴンやガラガラで対策される場面も増えている印象がある。
しかし、決勝戦の通り、今回の撒きびしを撒いて吹き飛ばしをする55サンダーに対して2枚受けをしようと思ったときに便利なポケモンであり、その対策のために私がオフで毎度使ってる構築の『ヒストリアスタン2000』には、55カビゴンとハガネール、55サンダーとハガネールでこれに抗えるようにしている。50ガラガラではライコウの撒きびし吠えるには対応できても、サンダーの撒きびし吹き飛ばしには対応できないので、ハガネールにはハガネールの強さがあるように感じられた。
ちなみに他の参加者も大体実践してみて口にしていることだが、食べ残しを持たせていないハガネールはあんまり強くない。
9位:ナッシー(決勝進出者使用率:12.5%)
(歴代ヒストリア杯使用率推移:45.9%→36.7%→35.5%→45.8%→34.3%→25.0%)
バーチャルコンソールでは眠り粉の眠りの継続ターンが1~6ターンと長いので、なんだかんだ侮れないポケモンのはずなのだが、前回に引き続いて使用者が減少傾向にある。
個人的には、55ケンタロスとの対面が滅茶苦茶微妙で、目覚めるパワー草だと捨て身タックルで約93%の確率で2発、目覚めるパワー虫の場合だと約52%の確率で2発、目覚めるパワー不採用の場合だと4割の確率で2発であるところがやや微妙で、唯一決勝進出を果たしたアかツキさんのように黄金の実を持たせないと居座りづらいのが難しく感じた。
10位:カイリキー(決勝進出者使用率:25.0%)
(歴代ヒストリア杯使用率推移:10.8%→23.3%→25.8%→16.7%→17.1%→20.8%)
前回大会での決勝戦の影響か使用率が増加した。安定感はないが、格闘の一貫する選出を抑制できるのは偉いと言ったところだろうか。
11位:エアームド(決勝進出者使用率:12.5%)
(歴代ヒストリア杯使用率推移:16.2%→6.7%→3.2%→0.0%→8.6%→16.7%)
今回はエアームドが微増した。私がこれまで活躍させてきた【捨て身タックル/地割れ/鈍い/眠る】のカビゴンに強いからなのかもしれないが、鈍いの枠はほぼほぼ使っていないので、実は準優勝のたこさんのように電磁砲だったり、ハガネールの処理スピードが高まる火炎放射に変更しても良い。
12位:フシギバナ(決勝進出者使用率:12.5%)
(歴代ヒストリア杯使用率推移:13.5%→13.3%→16.1%→8.3%→8.6%)
ケンタロスやサンダーの身代わりを壊せず、カイリキーの地割れの存在で格闘受けも安定はしない。少なくとも50カビゴン軸の構築とまともに戦えるポケモンではない。
12位:ヘラクロス
(歴代ヒストリア杯使用率推移:10.8%→6.7%→6.5%→8.3%→11.4%)
むし!は無視しちゃいけないが、地割れカイリキーと一緒に飛行で対策されてる感がある。
12位:ミルタンク(決勝進出者使用率:12.5%)
(歴代ヒストリア杯使用率推移:16.2%→10.0%→12.9%→16.7%→22.9%)
食べ残しハガネールやムウマの人気があるため、やや厳しめだが、そんなこともないような気もする。
12位:ライコウ(決勝進出者使用率:12.5%)
(歴代ヒストリア杯使用率推移:2.7%→6.7%→9.7%→4.2%→5.7%→12.5%)
今大会ではスイクンよりも採用率が高い。今回の決勝戦では、ライコウがサンダーに崩されたわけではなかったが、55ライコウをエースで採用する場合は、50のスターミーに高速スピンを入れるか、50のカビゴンを入れなければ、55サンダーの撒きびし&吹き飛ばしには対応できない。エースの相性で単純に決まるような試合は、自爆や大爆発でラスト1匹の対面にできたときのみであり、55ライコウさえ採用すれば、55サンダーはなんとかなるというわけではない。
16位:カメックス
(歴代ヒストリア杯使用率推移:2.7%→3.3%→0.0%→0.0%→5.7%→8.3%)
『第7.5回ヒストリアカップ』でyasuさんの影響なのか、メロメロ&身代わりと地割れ型が前回より増加するものの、決勝進出はなかった。55カビゴンエースなどを意識していたのだと思われるが、それ自体も今大会は少なく、55サンダーや55スターミーに起点にされてしまっていたのかもしれない。
16位:ゴローニャ
(歴代ヒストリア杯使用率推移:8.1%→0.0%→3.2%→8.3%→14.3%→8.3%)
まぁ、こんなもんでしょう。
16位:ゲンガー
(歴代ヒストリア杯使用率推移:2.7%→13.3%→6.5%→0.0%→11.4%→8.3%)
ケンタロスに確実に先手が取れない時点で結構厳しい。
16位:マルマイン(決勝進出者使用率:12.5%)
(歴代ヒストリア杯使用率推移:24.3%→26.7%→12.9%→12.5%→8.6%→8.3%)
最近のケンタロスは奇跡の実を持たせてないようなので、電磁波を持たせるだけでケンタロス先発を躊躇させられる点は少し偉いかもしれないと思った。
16位:シャワーズ(決勝進出者使用率:12.5%)
(歴代ヒストリア杯使用率推移:2.7%→0.0%→0.0%→0.0%→0.0%→8.3%)
久々の復活で、KP2のお二人とも55エース。個人的にはそこまで弱いとも思っていない。冷凍ビームでケンタロスの身代わりを確定で壊せたりとなかなか面白い性能をしている。個人的に使うとしたら【ハイドロポンプ / 冷凍ビーム / 寝言 / 眠る@光の粉】かなと言ったところ。
16位:カイリュー(決勝進出者使用率:12.5%)
(歴代ヒストリア杯使用率推移:0.0%→0.0%→0.0%→0.0%→5.7%→8.3%)
前回に引き続き、予選通過を果たしてしまう。KP2のお二人とも目覚めるパワーゴーストを当たり前のように採用していて不覚にも笑ってしまった。活躍したのかどうかが気になるところ。
16位:ドーブル
(歴代ヒストリア杯使用率推移:8.1%→3.3%→3.2%→8.3%→0.0%→8.3%)
久々の登場。KP2のお二人ともプレゼント採用がされていたが、活躍したのかが気になるところ。
16位:バクフーン
(歴代ヒストリア杯使用率推移:5.4%→0.0%→0.0%→8.3%→0.0%→8.3%)
『第4回ヒストリアカップ』で準優勝していますが、サンダーのお隣にケンタロスを採用した構築が多かったことやバンギラスが不在だったこともあって正直厳しい。
16位:ハピナス
(歴代ヒストリア杯使用率推移:5.4%→6.7%→6.5%→4.2%→11.4%→8.3%)
ケンタロスの身代わりを考えたら地球投げが欲しいが、その場合はプレゼントを覚えられない。先制の爪持ちのプレゼント型が特殊ポケモンの身代わり絡みのストップコンボ系統全般に強めで、そのハピナスの存在によってケンタロスを間接的に強化してしまっている。スターミーの怪しい光&身代わり、フーディンのメロメロ&身代わりなどでの55ケンタロスの攻略が困難になってしまっているので、正直ルールで禁止にしておいた方が良かったのかもしれないと思わないでもない。
ただし、ハピナス自身も、ケンタロスの角ドリルやカビゴンの地割れの起点となりやすい点が課題であるため、これまでの大会において驚異的な成績を出すには至っていない。
16位:スイクン
(歴代ヒストリア杯使用率推移:10.8%→6.7%→12.9%→12.5%→17.1%→8.3%)
スイクンと同様にバンギラス対策の役割を持てるカイリキーと違って、寝言でナッシーやフシギバナの眠り粉の受け皿になる点が優秀。薄荷の実&自爆で催眠対策をする50カビゴン軸よりも、交代で催眠対策をする55カビゴン軸の構築に入るポケモン。
26位:レアコイル(決勝進出者使用率:12.5%)
(歴代ヒストリア杯使用率推移:0.0%→0.0%→0.0%→3.2%→0.0%→4.2%)
26位:ガルーラ
(歴代ヒストリア杯使用率推移:2.7%→3.3%→0.0%→0.0%→0.0%→4.2%)
メロメロやカウンター、地割れなどが使えて、そこそこ強い気もする。ただし、サンダーに弱いのが微妙。
26位:ファイヤー
(歴代ヒストリア杯使用率推移:2.7%→6.7%→6.5%→12.5%→5.7%→4.2%)
55ケンタロスとの対面の場合、55サンダーよりも安定したり、プレゼントのハピナスの前で居座れる点が強み。また、岩雪崩を切っているハガネールが増加傾向にあるので環境的に追い風。
26位:ネイティオ(決勝進出者使用率:12.5%)
(歴代ヒストリア杯使用率推移:初4.2%)
今大会のマスコット。
26位:デンリュウ
(歴代ヒストリア杯使用率推移:0.0%→3.3%→3.2%→0.0%→0.0%→4.2%)
26位:ブラッキー
(歴代ヒストリア杯使用率推移:5.4%→6.7%→0.0%→0.0%→2.9%→4.2%)
26位:ポリゴン2(決勝進出者使用率:12.5%)
(歴代ヒストリア杯使用率推移:5.4%→3.3%→0.0%→0.0%→0.0%→8.3%)
どれだけ活躍したのか分からない。
圏外:フーディン
(歴代ヒストリア杯使用率推移:8.1%→0.0%→9.7%→0.0%→5.7%→0.0%)
ライコウじゃなくてフーディンで良いという場面がそこそこありそう。ただ、ビギナーさんには扱いが難しいのかなと言う気もする。
圏外:エレブー
(歴代ヒストリア杯使用率推移:0.0%→3.3%→9.7%→12.5%→5.7%→0.0%)
エレブーよりも素早いケンタロスとその対策にライコウやフーディンなどが暴れているため、50カビゴン軸の構築に対してはイマイチの活躍になる。55カビゴン軸に当てるようなエースではないかと感じる。
圏外:ラプラス
(歴代ヒストリア杯使用率推移:18.9%→0.0%→3.2%→4.2%→2.9%→0.0%)
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圏外:サンダース
(歴代ヒストリア杯使用率推移:5.4%→10.0%→16.1%→12.5%→8.6%→0.0%)
『第7回ヒストリアカップ』決勝戦のスクリーンでライコウにガン止まりして以来、メロメロ型は減ったような印象がある。マルマインと同様に電磁波を持たせておいた方がそれなりに強いのではないかと思う。
圏外:ヌオー
(歴代ヒストリア杯使用率推移:0.0%→10.0%→0.0%→0.0%→5.7%→0.0%)
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圏外:ハッサム
(歴代ヒストリア杯使用率推移:13.5%→10.0%→9.7%→8.3%→5.7%→0.0%)
ハガネールの吠えるだけでなく、ムウマの滅びの歌などでもあっさりと対応されるので、あまり強くはないと思う。
圏外:ヘルガー
(歴代ヒストリア杯使用率推移:8.1%→6.7%→6.5%→0.0%→2.9%→0.0%)
圏外:バンギラス
(歴代ヒストリア杯使用率推移:13.5%→30.0%→29.0%→29.2%→20.0%→0.0%)
前回大会の雑感記事でも酷評したが、遂にKP0となった。この戦いにはついてこれないのかもしれない。